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第二十八あけぼの丸

1982年に沈没した漁船 ウィキペディアから

第二十八あけぼの丸
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第二十八あけぼの丸(第28あけぼの丸)とは、1982年1月6日アリューシャン列島沖(ベーリング海)で転覆・沈没した漁船のことである。

概要 第二十八あけぼの丸, 基本情報 ...

1982年の海難事故

概要 日付, 時間 ...

1982年1月6日16時57分(日本時間では13時57分)ごろ、遠洋底引網漁業を行なっていた第二十八あけぼの丸がベーリング海(北緯54度5分 西経178度25分)で転覆・沈没し、33人の乗組員のうち32人が死亡した[1][2]

この事故の原因について、海難審判所は「本件転覆は、荒天揚網の際、たまたま荷崩れが生じたこと及び船側外板開口の閉鎖装置が開放されていたことのため、船体の動揺と傾斜とに伴って同開口から海水が船内に流入し、復原力を喪失したことに因って発生したものである。」と述べており[1]、より具体的には次のように解説している[2]

本件転覆は、最上層の全通甲板から第二層にある全通甲板を乾舷甲板とする、船尾トロール式漁船第二十八あけぼの丸が、荒天模様のベーリング海漁場で揚網の際、たまたま原料置場の差し板壁が壊れ、同置場の魚が荷崩れを生じて流動化したこと及び乾舷甲板上の船側外板開口(ガベージ・シュート)の閉鎖装置が開放されていたことのため、船体の動揺と傾斜とに伴い、同開口から海水が重要な復原力算入区画に流入し、復原力を喪失して右舷側に転覆したことに因って発生したものである。

本件については、1983年12月15日横浜地方海難審判庁で裁決され、重大海難事件に指定された[2]

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脚注

外部リンク

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