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第56次長期滞在
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第56次長期滞在(だい56じちょうきたいざい)は、2018年6月1日に出発したソユーズMS-07から始まった56回目のISSでの長期滞在である。アンドリュー・フューステル、オレッグ・アルテミエフ、リチャード・アーノルドは55次滞在から引き続いて参加する。アレクサンダー・ゲルスト、セリーナ・オナン=チャンセラー、セルゲイ・プロコピエフは2018年6月6日に打ち上げられたソユーズMS-09によりISSに到着した[1][2]。
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乗組員
当初はジャネット・エップスが56 - 57次滞在に参加して、アフリカ系アメリカ人による15回目の宇宙飛行にして初のISS乗組員となる予定だったが、2018年1月16日にセリーナ・オナン=チャンセラーに交代することが発表された[7]。
宇宙遊泳
EVA # | 宇宙遊泳者 | 開始(UTC) | 終了(UTC) | 期間 | |
第56次長期滞在 EVA 1 |
![]() |
2018年6月14日
12:06 |
2018年6月14日
18:55 |
6時間49分 | |
フューステルとアーノルドがステーションのハーモニー・モジュール前面に取り付けられたIDA-2近くに新しい高解像度カメラを設置した。この追加によって近々アメリカ本土から打ち上げ始められる商業友人宇宙船であるスペースX クルードラゴンおよびボーイング CST-100 スターライナーなどの接近とドッキングの最終段階の改善された視界を提供する。
宇宙飛行士らはさらに、ステーションの右舷トラスに取り付けられたNASA TV撮影用のカメラアセンブリーを交換し、スペースX CRS-15での投棄と、後継機のECOSTRESSへの交換に備えて日本のきぼうモジュール外側のCATS実験装置の開口部ドアを閉鎖した。次の宇宙遊泳に備えて、アジャスタブル・グラップル・バーをS1トラスに移設し、フレックス・ホース・ロータリー・カプラーを固定した。この宇宙遊泳の間にフューステルはジェリー・ロスと、STS-125のクルー仲間であるジョン・グランスフェルド博士、フョードル・ユールチキンおよびペギー・ウィットソンを抑えて、歴代宇宙遊泳者ランキングで3位となった[8]。 | |||||
第56次長期滞在 EVA 2* |
![]() |
2018年8月15日
16:17 |
2018年8月15日
00:03 |
7時間46分 | |
宇宙飛行士らは4機のCubeSatを放出し、ICARUS実験装置を設置した。宇宙遊泳はICARUSの確実な設置に失敗したことから失敗したことから船外活動を90分遅らせ、1時間の延長が必要となったため予定よりも遅れた。宇宙飛行士はピアース・ドッキング室およびポイスク・モジュールから実験装置を回収して宇宙遊泳を終了した[9]。 |
*印はロシアのオーラン宇宙服を着用してピアース・ドッキング室から行われた宇宙遊泳を示す。
それ以外の全ての宇宙遊泳はクエスト・エアロックから行われた。
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ISSへの無人宇宙飛行
第55次長期滞在中に国際宇宙ステーションに訪れた補給ミッション:
空気漏れ
→詳細は「ソユーズMS-09 § 空気漏れ」を参照
2018年8月29日に、気圧が低下したことから地上管制によってわずかな空気漏れが通知された。起床後に空気漏れを知った宇宙飛行士たちは、ソユーズMS-09宇宙船の軌道モジュールに2 mmの穴を発見した。穴は当初粘着テープで修理され、その後ガーゼとエポキシ樹脂で恒久的に修理された[10][11]。
出典
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