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糖原病

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糖原病
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糖原病(とうげんびょう、: Glycogenosis, Glycogen storage disease)は、グリコーゲン異化(分解)に必要な酵素の先天的異常により肝臓、筋肉などの組織にグリコーゲンが異常に蓄積する病気。糖原蓄積症とも呼ばれる。発育障害、肝腫大、空腹時低血糖、高コレステロール血症などが認められる。ヒトでは欠損酵素に基づいて17の型、犬では4つの型に分類される。多くの型は常染色体劣性遺伝(→遺伝学)である。

概要 糖原病, 概要 ...

難病法により、筋型糖原病と肝型糖原病に分かれて指定難病となった[1][2]

原因

グリコーゲンの代謝に関わる酵素異常症である。それぞれのグリコーゲン代謝酵素であるタンパク質をコードする遺伝子の病的変異が見つかっている[1]

疫学

日本における患者数は、筋型糖原病が推定約3,000〜6,000人[3]、肝型糖原病が約1,200人[4]とされている。

症状

主に筋肉と肝臓に症状が表れる。

筋肉の症状としては、運動時筋痛、筋硬直、横紋筋融解症、ミオグロビン尿症、筋力低下、筋萎縮、心筋障害などがあげられる。[1]

肝臓の症状としては、低血糖、肝腫大、乳酸アシドーシスなどがあげられる。[2]

合併症状としては、一部の病型において、知的障害、てんかん、小奇形、黄疸、肝腫大、不整脈、突然死などがあげられる。[1]

病型

多くの病型があるが[1][2]、知られた病型として以下のものがある。

さらに見る 病型, 病名 ...
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関連項目

脚注

参考文献

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