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約束の街・札幌
1996年の日本のテレビドラマ ウィキペディアから
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『約束の街・札幌』(やくそくのまち さっぽろ)は、1996年に放映された日本のテレビドラマ。冬季の北海道札幌市を舞台として、若い男女のラブストーリーを描いた単発ドラマである[1]。北海道テレビ放送(HTB)が本格的なテレビドラマとして初めて製作した作品であり[2]、「雪まつりドラマスペシャル」と冠したタイトルで、テレビ朝日で1996年2月10日に全国放映された[1]。主演は別所哲也、若村麻由美[3]。
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あらすじ
樫村幹也は、札幌市内の出版社で、ポルノ雑誌の製作に携わっている[2]。幹也の恋人の山口冬子は、当初は彼の仕事の内容を知らなかったが、雑誌の文通コーナーに男性読者から届いた手紙に対して、幹也が女性を装って返信していることを知る[2]。ある日、幹也の装う架空の女性に会うために、日高の田舎から朴訥な青年の桧山保が札幌を訪れ[4]、偶然にも冬子に出会う[2]。自分や他人をごまかし続けていた幹也は、保の出現を機に、冬子との本当の愛に気づき、次第にかつての誠実さや、かつての夢を取り戻し始める[2][4]。
キャスト
スタッフ
製作
それまでバラエティ番組を製作していたHTBが、初めて本格的なドラマ製作に挑んだ作品であり[2]、初の全国向けドラマでもある[4]。さっぽろ雪まつりに合わせた特別番組でもあり[8]、北海道から日本全国へ向けてのラブストーリーの発信を目指した試みでもある[9]。
HTBは過去に、レコード会社のアンティノスレコードの支援のもとに地方テレビ局と東京の制作会社が共同でドラマを製作する企画「エリアコードドラマ」において、6作品を製作した経験を持ち、本作品はその実績をいかして製作された[1]。撮影はテレビ朝日の応援を受け、札幌市内と札幌近郊で、1週間がかりで行われた[8]。
ただし脚本とキャスティングは、当時はローカルテレビ局である北海道テレビの手に余り、まだ東京の制作プロダクションに依存せざるを得なかった[10]。HTBスペシャルドラマでのこの制作体制は、2000年製作のドラマ『ひかりのまち』で、HTBが自社制作に完全移行するまで続けられた[10]。
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脚注
参考文献
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