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紅いコーリャン
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『紅いコーリャン』(あかいこーりゃん、原題:紅高粱)は、1987年製作の中国映画。張芸謀(チャン・イーモウ)の初監督作品で、主演である鞏俐(コン・リー)のデビュー作。
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概要
原作は莫言(モー・イェン)の小説『赤い高粱』の第1章「赤い高粱」と第2章「高粱の酒」(井口晃訳、徳間書店〈現代中国文学選集6〉)[1]。「紅(あか)」を基調とした鮮烈な映像美が特徴で、神話的なエピソードを交えながら物語は語られる。特に強烈な色彩を強調した映像は、後の張芸謀(チャン・イーモウ)・鞏俐(コン・リー)コンビによる作品である『菊豆(チュイトウ)』『紅夢』『上海ルージュ』にも特徴的である。
この映画は、国外でも大きな反響を呼んだが、中国国内でも賛否両論が巻き起こり、「『紅いコーリャン』現象」と呼ばれるほどだった。中国映画史の中でも時代を画する作品の一つだと言える。第38回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したほか、百花奨・金鶏奨でも最優秀作品賞を受賞している。
2018年には公開30周年を記念して2Kデジタル・リマスター版が上映された[2]。また2024年にはHDレストア版が上映された[3]。
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あらすじ
1920年代末の中国山東省。私(語り手)の祖母・九児(チウアル)は、ラバ1頭で父に売られ、親子ほど年の離れたハンセン病患者の、造り酒屋の男の元に嫁ぐことになる。御輿で嫁入りに向かう途中、彼女たちは強盗に襲われるが、御輿の担ぎ手・余占鰲(ユイチャンアオ)に救われる。実家に里帰りして、再び嫁ぎ先に向かう道すがら、またも強盗が彼女を襲うが、その正体は余占鰲だった。お互いに惹かれあっていた2人は、コーリャン畑で結ばれることになる。やがて夫が行方不明となり、造り酒屋を継いだ九児は余と結婚。コーリャン畑で結ばれた日に身ごもった子供・豆官(トウコアン)も生まれ、8年の月日が経ち、幸せな日々が続くのだが、やがてそこに日本軍が侵攻してくる……。
キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク
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