トップQs
タイムライン
チャット
視点
コロトコフ音
ウィキペディアから
Remove ads
コロトコフ音(英: Korotkoff sounds)とは、動脈をカフで締め付けたときに発生する血管音。血圧を測るのに使われる。血流が圧力をかけられた部分の動脈内で起こる乱流が、聴診器で聞き取れる音を発生する。1905年にロシア帝国の軍医、ニコライ・コロトコフ(Николай Сергеевич Коротков)が発見した[1][2][3]。
概要
コロトコフ音を使った血圧測定法(コロトコフ法[4])は、血圧を測る標準的な方法である。聴診法とも呼ばれる[5]。コロトコフ音とはカフと聴診器を組み合わせて、カフを締め付けた際に発生する血管音であり、この血管音を聴診器から聞き取ることにより、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)を測定することができる[4]。
コロトコフ音の変化
コロトコフ音には、五つの相があり、動脈の血流を止めていたカフの圧力を次第に減らしたとき、脈拍に対応する音が次のような順番にあらわれる。
- 血流が始まるときの音。このときの圧力が収縮期血圧である。
- 血流の音が雑音のように聞こえる相。
- 血流の音が大きい相。
- 血流がかすかになる相。
- 乱流がなくなって音が聞こえなくなる相。これが始まったときの圧力が拡張期血圧である。
血圧の測定方法
→「血圧計 § 測定の方法」を参照
出典
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads