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インディペンデントシアターOji

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インディペンデントシアターOji(インディペンデントシアターおうじ、: in→dependent theatre Oji)は、東京都北区王子にあるフラットスペース型の劇場である。2025年3月までの名称は、王子小劇場おうじしょうげきじょう、および花まる学習会王子小劇場はなまるがくしゅうかいおうじしょうげきじょう[注釈 1]

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「王子小劇場」時代にネーミングライツ名称を知らせる看板
概要 インディペンデントシアターOji in→dependent theatre Oji, 情報 ...
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歴史

王子駅前にある佐藤電機の店舗と倉庫を立て替え、地下を倉庫にするという計画を聞いた佐藤孝治が、駅前に倉庫はもったいないと考え、「この場所に劇場を創るべきだ」と一念発起。初代王子小劇場代表・芸術監督となる玉山悟とともに立ち上げた[2]

1998年7月に「王子小劇場」として開場。現代演劇舞踊の舞台として用いられるほか、学生観劇支援事業(スカラシップ)、演出家養成支援事業(ディレクターズワークショップ)など支援事業にも取り組み、また、2010年から2023年までは小劇場では珍しく芸術監督を置いていた。キャッチフレーズは「たたかう劇場」[3]。佐藤電機の子会社である佐藤商事の一事業として運営された[4]

このほか地域還元プロジェクトとして王子落語会(年2回)、シアタープロレス、北区民と演劇を作るプロジェクト(北区文化振興財団との共催)も行っている[2]

2008年には佐藤電機が、「王子小劇場の運営と、若手劇団への支援」が評価され企業メセナ協議会メセナアワードでメセナ大賞部門・たたかう劇場賞を受賞する[5]

2014年に2代目芸術監督に北川大輔を迎え、「劇場は、潰れます。」(2016年、劇場支援会員募集)のコピーが話題となった[6]

2016年4月、こうゆうネーミングライツ販売について基本合意[2]。同年6月1日から「花まる学習会王子小劇場」の名称となる[7]。当初の3年から契約延長を経た後、2022年1月1日からネーミングライツ契約終了により再び「王子小劇場」に変更した[8]

2024年9月、翌年の運営会社変更を発表[9][10]。2025年4月1日、大阪市で劇場・インディペンデントシアターグループを展開するジャングルによる運営へ移行し、それに伴ってリニューアルされるとともに劇場名も「インディペンデントシアターOji」へと改称された[11]。新運営体制の下でも「たたかう劇場」というフレーズは引き継がれている。また、劇場が近隣で運営していたスタジオ「王子スタジオ1」も同日にイマジリックが承継して引き続き運営される[12]

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芸術監督

  • 玉山悟(2010年10月 - 2014年3月)[13]
  • 北川大輔(2014年4月 - 2018年3月)[14]
  • 池亀三太(2018年4月 - 2022年4月)[15]
  • 大石晟雄(2022年4月 - 2023年9月)[15]

制定

佐藤佐吉賞

  • 王子小劇場が制定する演劇賞。作品賞、脚本賞、演出賞、舞台美術賞、照明賞、音響賞、衣装賞、宣伝美術賞、主演俳優賞、助演俳優賞[注釈 2]の10部門(年度により特別賞がある場合あり)。旧称は王子小劇場アワード。翌年の新年会にて発表、表彰式が行われる。

佐藤佐吉演劇祭

  • 王子小劇場が開催する演劇の祭典。2004年から2年に一度、春ごろに開催される。

アクセス

王子駅より徒歩5分。

JR京浜東北線は「北口」。東京メトロ南北線は「4番出口」から、それぞれ北本通りを直進。

脚注

関連項目

外部リンク

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