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若松佑弥

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若松 佑弥(わかまつ ゆうや、1995年2月9日 - )は、日本男性総合格闘家鹿児島県薩摩川内市出身。TRIBE TOKYO M.M.A所属。マネジメント会社はJohn Locke株式会社。現ONE世界フライ級王者。

概要 基本情報, 本名 ...

“殺戮ピラニア”の異名で知られた元PRIDEファイター・長南亮を師に持ち、「リトル・ピラニア」のニックネームで呼ばれる。喧嘩への興味をきっかけに格闘技を始めたが、次第に競技を通じて“強さ”の在り方や人間的成長への関心を深めるようになった。[1]

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来歴

要約
視点

幼少期より「ステゴロ(素手喧嘩)で世界最強になる」ことへの強い憧れを抱いていた。

中学時代地元のボクシングジムに通い、以降10代は地元の鹿児島県で大工や鳶職をしながら、ステゴロで世界最強への想いを喧嘩で発散する日々を過ごす。時には線路や電柱を拳が血まみれになるまで殴るなど、自己流の鍛錬に没頭した。「強くなること」が生活の中心となり、それが後の格闘家としての道へつながる原動力となった。

18歳で本物を求めて上京。TRIBE TOKYO M.M.Aに入門し、2015年に20歳でプロデビューを果たす。[2][3][4]

2015年

6月21日 - 「VTJ(Vale Tudo Japan)in OSAKA」にてプロデビュー。関口祐冬に1R 一本負け。アマチュア戦で無敗だったことから油断があったと振り返り、プロの厳しさを痛感する試合となった。[5]

10月18日 - 「ZST.48」にて榛葉善也と対戦。開始から積極的に打撃を仕掛け、1R 2分37秒、右ストレートでダウンを奪い、そのままパウンド連打でKO勝利。プロ初勝利を飾った。[6]

12月20日 - 「PANCRASE 274」にて濱松定司と対戦。試合開始直後に飛び込んだ左フックでダウンを奪い、1R 40秒、パウンドによるTKO勝利。圧倒的な攻撃力でわずか40秒で試合を終えた。[7]

パンクラス時代 (2016〜2018)

2016年

3月13日 - 「PANCRASE 276」のネオブラッド・トーナメントフライ級一回戦で棚田直樹と対戦。序盤からプレッシャーをかけ、グラウンドポジションを奪取。1R中盤、マウントからのパウンド連打でTKO勝利。[8]

6月12日 - 「PANCRASE 278」のネオブラッド・トーナメントフライ級準決勝でNavEと対戦。3Rまで激しい打撃戦を展開し、終盤にテイクダウンを奪ってパウンドで攻め込み、レフェリーストップによりTKO勝利。決勝進出を決めた。[9]

9月11日 - 「PANCRASE 280」のネオブラッド・トーナメントフライ級決勝で田中千久と対戦。試合開始早々にプレッシャーをかけ、1R中盤にボディへの膝蹴りでダウンを奪い、そのままパウンドでTKO勝利。全試合TKO勝利という圧倒的な成績で第22回ネオブラッド・トーナメント フライ級王者となり、大会MVPを獲得した。[10]

12月18日 - 「PANCRASE 283」にてフライ級ランキング8位の荻窪祐輔と対戦。1Rから積極的に前に出て攻め続け、3R通して主導権を握る。2-1のスプリット判定で勝利。ランキング上位選手を撃破した。[11]

2017年

3月12日 - 「PANCRASE 285」にて上嶋佑紀と対戦。試合開始直後から打撃で圧倒し、グラウンドに持ち込んだ後、パウンド連打によるレフェリーストップで、1R 2分49秒 TKO勝利。[12]

5月28日 - 「PANCRASE 287」にてフライ級ランキング9位の古間木崇宏と対戦。1Rは互いに慎重な展開だったが、2Rにカウンターの左フックがヒットし、ダウンを奪ってそのままKO勝利。[13]

10月8日 - 「PANCRASE 290」にてフライ級ランキング5位の翔兵と対戦。1Rから積極的に前へ出て攻め、2R中盤に打撃のコンビネーションでダウンを奪取。そのままパウンドで仕留め、TKO勝利。[14]

2018年

2月4日 - 「PANCRASE 293」にてフライ級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで王者の仙三と対戦。試合は1Rから激しい打ち合いで幕を開け、若松は持ち前のスピードと打撃力で仙三を追い詰める場面を作る。互いにダウンを奪い合うスリリングな展開となり、観客を大いに沸かせた。中盤以降も攻防が激しく入れ替わる中、最終5R終盤に仙三の鋭い膝蹴りを受け、レフェリーストップによりTKO負け。タイトル奪取は叶わなかったものの、王者相手に一歩も引かぬ姿勢と攻めのスタイルは高く評価され、ファンに強烈な印象を残した。[15]

7月1日 - 「PANCRASE 297」にて元フライ級キング・オブ・パンクラシストのマモルと対戦。スタンドでの打撃戦を制し、2Rにパンチ連打でダウンを奪い、そのままレフェリーストップによりTKO勝利。会場には来年の初の日本大会の準備のために来日していたONEのチャトリ・シットヨートンCEOが観戦に訪れており、大会後の取材で若松について「すぐチャンピオン、スターになれます」と絶賛し、若松にも会い、今後のオファーを約束した。[16]

ONE Championship (2018〜)

2018年

9月22日 - ONE Championship初参戦となった「ONE Championship: Conquest of Heroes」でダニー・キンガドと対戦。1Rに右フックでダウンを奪ったが、2R途中に左膝への関節蹴りを受けてからペースを握られ、0-3の判定負け。[17]

2019年

3月31日 - 「ONE Championship: A New Era」にて、フライ級ワールドグランプリ一回戦で元UFC世界フライ級王者のデメトリアス・ジョンソンと対戦。序盤はプレッシャーをかけるも、2Rにギロチンチョークを極められ一本負け。[18]

8月2日 - 「ONE Championship: Dawn of Heroes」 にて、フライ級ワールドグランプリ・リザーブマッチとして、元ONE世界フライ級王者のジェヘ・ユースタキオと対戦。序盤から鋭い打撃で主導権を握り、1ラウンド、右ストレートによるKO勝利。王者経験者を相手にしたインパクトある勝利で、自身の実力を世界に示した。[19]

10月13日 - 「ONE Championship: Century Part 1」にて、韓国のキム・デファンと対戦。序盤からアグレッシブに攻め続け、打撃とテイクダウンを織り交ぜた展開で主導権を握る。判定3-0で勝利し、ONEでの2連勝を飾った。[20]

2020年

10月30日 - 「ONE Championship: Inside the Matrix 2」にて、韓国のキム・キュサンと対戦。試合開始早々から鋭いプレッシャーをかけ、1ラウンド1分46秒、強烈な右フックでダウンを奪い、そのままKO勝利。ONE参戦後初のKO勝利を飾った。[21]

2021年

4月21日 - 「ONE Championship: ONE on TNT 3」にてONE世界フライ級ランキング5位のリース・マクラーレンと対戦。的確な打撃とテイクダウンディフェンスで終始主導権を握り、判定3-0で勝利。[22]

12月3日 - 「ONE Championship: Winter Warriors」にてフー・ヨンと対戦。巧みな打撃とグラウンドでの優位性を見せつつ、試合を通じて主導権を握り、フルラウンドを戦い抜いて判定3-0で勝利。3連勝を達成した。[23]

2022年

3月26日 - 「ONE X」にて、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モラエスに挑戦。試合は両者が組み際の攻防を繰り返す展開となるも、3Rにタックルを仕掛けたところをギロチンチョークで捕らえられ、一本負け。王座獲得はならなかった。[24]

11月19日 - 「ONE 163: Akimoto vs. Petchtanong」にて、韓国のウ・ソンフンと対戦。若松は計量で約1.8kgオーバーしており、キャッチウェイト(139ポンド)での試合に。1Rにカウンターを受けてダウンし、そのままKO負け。ONEでの初のKO敗戦となった。[25]

2023年

7月15日 - 「ONE FightNight 12: Superlek vs. Khalilov」にて、中国のシェ・ウェイと対戦。試合前、体重と尿比重の双方で計量失格となったが、相手陣営の了承により試合成立。1Rから打撃戦で圧倒し、右のパンチでダウンを奪い、そのままパウンドでKO勝利。2試合連続の計量失格ではあったが、実力を見せつけた一戦となった。[26]

2024年

1月28日 - 「ONE 165: Superlek vs. Takeru」にて、ダニー・キンガッドと対戦。3Rを通じて積極的に前に出て攻撃の手を緩めず、的確な打撃とテイクダウンディフェンスでリード。判定3-0で勝利を収めた。[27]

12月7日 - 「ONE Fight Night: Lee vs. Rasulov」にて、北米の強豪ギルバート・ナカタニと対戦。若松が積極的にギルバート・ナカタニにプレッシャーをかけ優勢。相手の反撃にも、相手ペースに持ち込ませずフルラウンドを戦い抜き、3-0の判定勝利。[28]

2025年

3月23日 - 「ONE 172: Takeru vs. Rodtang」にて、元フライ級王者のアドリアーノ・モラエスと再戦。この試合は、デメトリアス・ジョンソンの引退に伴い空位となったONEフライ級世界王座決定戦として行われた。1R中盤、若松のカウンター右ストレートがモラエスに直撃し、TKO勝利。約3年越しのリベンジを果たすとともに、悲願のONEフライ級世界王座を獲得した。[29]

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戦績

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ジョシュア・パシオ英語版試合前ONE 173: Superbon vs. Noiri
【ONE世界フライ級タイトルマッチ】
2025年11月16日
アドリアーノ・モラエス1R 3:39 TKO(スタンドパンチ連打→パウンド)ONE 172: Takeru vs. Rodtang
【ONE世界フライ級王座決定戦】
2025年3月23日
ギルバート・ナカタニ5分3R終了 判定3-0ONE Fight Night: Lee vs. Rasulov2024年12月7日
ダニー・キンガッド5分3R終了 判定3-0ONE 165: Superlek vs. Takeru2024年1月28日
シェ・ウェイ1R 2:06 TKO (パウンド)ONE FightNight 12: Superlek vs. Khalilov2023年7月15日
×ウ・ソンフン1R 2:46 TKO(パウンド)ONE 163: Akimoto vs. Petchtanong2022年11月19日
×アドリアーノ・モラエス3R 3:58 ギロチンチョークONE Championship: ONE X
【ONE世界フライ級タイトルマッチ】
2022年3月26日
フー・ヨン5分3R終了 判定3-0ONE Championship: Winter Warriors2021年12月3日
リース・マクラーレン5分3R終了 判定3-0ONE Championship: ONE on TNT 32021年4月22日
キム・キュサン1R 1:46 KO(右フック)ONE Championship: Inside the Matrix 22020年10月30日
キム・デファン5分3R終了 判定3-0ONE Championship: Century Part 12019年10月13日
ジェヘ・ユースタキオ1R 1:59 KO(右ストレート)ONE Championship: Dawn of Heroes2019年8月2日
×デメトリアス・ジョンソン2R 2:40 ギロチンチョークONE Championship: A New Era
【ONEフライ級ワールドグランプリ 一回戦】
2019年3月31日
×ダニー・キンガッド5分3R終了 判定0-3ONE Championship: Conquest of Heroes2018年9月22日
マモル2R 0:39 TKO(スタンドパンチ連打)PANCRASE 2972018年7月1日
×仙三5R 2:18 TKO(膝蹴り)PANCRASE 293
【フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2018年2月4日
翔兵2R 2:53 TKO(スタンドパンチ連打→パウンド)PANCRASE 2902017年10月8日
古間木崇宏2R 2:27 KO(左フック)PANCRASE 2872017年5月28日
上嶋佑紀1R 2:49 TKO(パウンド)PANCRASE 2852017年3月12日
荻窪祐輔3分3R終了 判定2-1PANCRASE 2832016年12月18日
田中千久1R 2:06 TKO(膝蹴り)PANCRASE 280
【ネオブラッド・トーナメント フライ級 決勝】
2016年9月11日
NavE3R 1:35 TKO(パウンド)PANCRASE 278
【ネオブラッド・トーナメント フライ級 準決勝】
2016年6月12日
棚田直樹1R 2:50 TKO(パウンド)PANCRASE 276
【ネオブラッド・トーナメント フライ級 一回戦】
2016年3月13日
濱松定司1R 0:40 TKO(肘打ち→パウンド)PANCRASE 2742015年12月20日
榛葉善也1R 2:37 KO(膝蹴り)ZST 482015年10月18日
×関口祐冬1R 2:43 腕ひしぎ十字固めVTJ in OSAKA2015年6月21日
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獲得タイトル

表彰

入場曲

脚注

関連項目

外部リンク

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