トップQs
タイムライン
チャット
視点

菌状息肉症

悪性リンパ腫の一つ ウィキペディアから

菌状息肉症
Remove ads

菌状息肉症(きんじょうそくにくしょう)は、皮膚に原発するCD4陽性T細胞の悪性リンパ腫[1]。皮膚T細胞リンパ腫で頻度は最多である[1]

概要 菌状息肉症, 概要 ...

歴史

菌状息肉症はフランスの皮膚科医Jean-Louis-Marc Alibertにより1806年初めて報告された[2][3]。菌状息肉症という病名は誤解からつけられたものであり、「マッシュルームのような真菌症」という意味でつけられた。しかし、実際は真菌症ではなく、非ホジキン性リンパ腫の一つである。Alibertがマッシュルーム形状の重症皮膚腫瘍をこのような名前で報告したため、この名前がついた[4]

頻度

中高年に多い[5]

臨床像

低悪性度リンパ腫に位置づけられる[5]。病期は、紅斑期→局面期→腫瘍期と進行する[5]

診断

  • 病理検査:Pautrier微小膿瘍[1][5]

治療

紅斑期〜局面期にはステロイド外用療法、PUVA療法(紫外線療法)インターフェロン投与[1][5]。腫瘍期には放射線療法、化学療法が用いられる[1][5]。2010年代に入り、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬も使用されるようになった[5]

予後

悪性腫瘍の分類ではあるが、平均生存期間が年単位の低悪性群に分類される[5]。生存率は診断時の病期に応じ異なる。

出典・脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads