トップQs
タイムライン
チャット
視点

華吹雪

ウィキペディアから

Remove ads

華吹雪(はなふぶき)は、1985年昭和60年)に青森県で育成されたイネ(稲)の品種[1]。「ふ系103号」を花粉親、「おくほまれ」を種子親とする交配によって育成された[1][2][3]。品種名は、青森県が誇る弘前城が咲き誇る様から命名された[1][2]酒造好適米としての2022年の生産量は12位[4]

概要 華吹雪, 属 ...

概要

熟期は中生で、多収[1]。短稈で耐倒伏性が強い[1]。耐冷性と耐病性は中[1]

千粒重は29.4gと極大粒[1]。心白発現率は高いものの、心白が大きいため高精米は難しく大吟醸には向かないが、純米酒に適する[1]

短稈で耐倒伏性が強いことから、「美山錦[5]、「山田錦[6]等の酒造適性は高いが倒伏しやすい稲と、栽培適性の向上を目的とした交配が行われた[5][6]。そのため、後述の通り子孫品種が多い。

華吹雪で造った清酒は丸味があり、香味の調和のとれた酒であると評価されている[3]

関連品種

子品種

  • 秋系酒306 -「秋田酒40号」との交配[7]
  • 石川酒30号 -「五百万石」との交配[8]
  • 出羽燦々 -「美山錦」との交配[9]
  • 華想い -「山田錦」との交配[10]

孫品種

  • 秋田酒こまち -「秋系酒306」と「秋系酒251」との交配[7]
  • 吟ぎんが -「出羽燦々」と「秋田酒49号」との交配[11]
  • 出羽の里 -「出羽燦々」と「吟吹雪」との交配[9]
  • 結の香 -「華想い」と「山田錦」の交配[12]
  • 夢の香 -「出羽燦々」と「八反錦1号」の交配[13]

ひ孫品種

  • 吟さやか -「吟ぎんが」と「春陽」の交配[11]
  • 華さやか -「吟ぎんが」と「黒1900」の交配[14]
  • 雪女神 -「出羽の里」と「蔵の華」の交配[15]
  • 吟烏帽子 - 「出羽の里」と「青系155号」の交配[16]

脚注

参考文献

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads