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華興商業銀行

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華興商業銀行
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華興商業銀行、略称は華興銀行、は中華民国維新政府が設立した銀行である。1938年12月29日に設立し、総資本は5,000万元法幣である。維新政府はその半分を出資し、日本興業銀行台湾銀行朝鮮銀行三菱銀行住友銀行三井銀行は残りの半分を出資した。総裁は維新政府財政部長の陳錦濤が就任し、副総裁は満州中央銀行理事の鷲尾磯一が就任した[1]満州中央銀行(1932-1945)、蒙疆銀行(1937-1945)、中国聯合準備銀行(1938-1945)、中央儲備銀行(1941-1945)と並び、旧日本軍が設立した傀儡政権の中央銀行であった[2]:6

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1941年1月、中央儲備銀行が設立したのち、華興商業銀行は通常の商業銀行に再編した[3](第六章第三節)

発行銀行券

華興商業銀行が発行した華興券は維新政府統治区域の通貨だった[3](第六章第三節)[4][5]。地金銀、外国通貨、外国預金などを準備金にした。当初は法幣と等価の1円=8ペンス(スターリング・ポンド)のレートを設定したが、法幣安で等価関係を解除した[6]。1939年7月19日、華興券は1円=6ペンス(スターリング・ポンド)で固定された[7]。しかし、華興券は政府業務の支払いの使用に止まり、民間ではほとんど使用されない状況だった[6]。発行から一年を経っても発行残高は1000万円にも満たなかった[8]

1941年1月、中央儲備銀行が設立したのち、華興商業銀行は通常の商業銀行に再編した[3](第六章第三節)。華興券と中央儲備銀行券(儲備券)の交換レートは、100華興券=240儲備券だった[9]

さらに見る 華興商業銀行券 (1938年版), 画像 ...
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