トップQs
タイムライン
チャット
視点
蒼光院
ウィキペディアから
Remove ads
蒼光院[1][2](そうこういん、チャングァンウォン、朝鮮語: 창광원、英語: Changgwangwon Health Complex)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌市中区域[1]千里馬通り(朝: 천리마거리)に位置する、4階建ての特権階級向け総合ヘルスセンター・保養施設である。
歴史
北朝鮮国家主席・金日成自らが「一流の衛生文化福利施設を民衆へ」という呼びかけのもと普通江の河畔を選び、建築図案の審議などを行った。
1980年3月に完成、営業開始。その後、北朝鮮では各地で同類のヘルスセンターが次々と開設された。外国人観光客に人気のスポットでもある。
設備
敷地面積は50,000m2以上で、4階建ての建物内は、延床面積380,000m2、すべての水源は濾過・消毒されている。入浴施設部分は円形の平面4階建てとなっている[1]。
- 1階・4階:個人浴室、家族用浴室、超音波治療マッサージ浴室[1]
- 2階:男性用公共浴室。
- 3階:女性用公共浴室。
- 入浴施設以外に、ドライサウナ及びスチームサウナもある。休憩室も完備されている[1]。
- 公共浴場施設の1日収容可能人数は、10,000人[1]。
- 屋外にはプール、及び大型のウォーターパークが二箇所設けられている。遊泳用具やウォータースライダーなど、成人・児童を問わず楽しめる条件が備えられており、またオールシーズン対応の空調設備(エアコン)が完備されている[1]。
- 冬季には高さ10メートルの飛込施設及び温水プールが利用されている。プールの観覧席数は2,000席[1]で、国際的競技の開催にも対応可能となっている[1]。
- また理髪店、マッサージ店、美容院(女性のみ)、食堂(レストラン)、喫茶店(サイダーとビールのみ提供)も開設されている。
- 美容院は北朝鮮最先端の技術を持つ美容師たちが集結しており、朝鮮中央放送委員会(朝鮮中央テレビ)アナウンサーで勞力英雄でもある李春姬は本施設の利用を許可されている[5]。蒼光院の美容院にて彼女が施したヘアスタイルは、北朝鮮の特権階級中高年女性の間で流行の先駆けとなっている。
Remove ads
営業時間
毎日午前10時から午後6時まで。但し水曜日は施設全体の消毒のため、休業。
費用
2002年6月時点では入場無料で、サービス項目ごとの使用料課金システムとなっている。
参考
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads