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蕩減
世界基督教統一神霊協会の宗教用語 ウィキペディアから
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蕩減(とうげん)とは、借金を全部帳消しにすること。借債を悉く免除してやること。remission
この記事の主題はウィキペディアにおける独立記事作成の目安を満たしていないおそれがあります。 (2025年3月) |
解説
要約
視点
原義
- 蕩減(韓:탕감 , tang-gam)
- (朝鮮起源の漢字語)借金を全部帳消しにすること。借債を悉く免除してやること。remission。[1][2][3] 「蕩」の字義は「すっかり無くする。『蕩尽/掃蕩』」[4]。
- 用法
- 韓国では一般に金融用語として「債務の減免」の意味で使われ頻繁にマスコミに登場する。[5][6][7]また韓国語聖書で罪や負債の「ゆるし」の訳に用いられており、[注 1]韓国のキリスト教会の説教でも罪や負債の「ゆるし」の意味で頻繁に用いられる。[10][11][12]
「앞서 정부는 문 대통령 공약대로 1000만원 이하 장기 소액 연체자의 빚을 전액 탕감줬다.」[13]
先に政府は、文大統領の公約通り、1000万ウォン以下の長期少額延滞者の借金を全額帳消しにした。(免除)
「박근혜 정부 때도 원금을 최대 90% 탕감해주는 등 여러 차례 빚 탕감 대책이 나왔지만. 」[14]
「주님은 우리가 죄인이었을 때에, 하나님과 원수 되어서 용서 받을 자격과 능력이 없을 때에 그 크신 사랑으로 우리 믿는 자들의 죄를 탕감해 주셨고」[15]
朴槿恵政府も、元金を最大90%帳消しにするなど、複数回借金帳消し対策が出てきた。(減額)
主は、私たちが罪人であったときに、神の怨讐(敵)になって赦される資格と能力がないときに、その大きな愛で私たち信じる者の罪を帳消しにしてくださった。
統一教会用語(原理用語)
朝鮮起源の漢字語のため一般的に朝鮮半島以外で使われることはない。日本では統一教会(世界基督教統一神霊協会)[20]においてのみ教会用語(原理用語)として使われている。
「蕩減とは何か。百をすべきことを、一をすることによって百をしたものと認定してあげることです。」 — 1980年7月1日の説教「蕩減の歴史的基準」
「蕩減の本当の意味は何でしょうか。神は私達が負っている負債の総額に充当するために、その内の一定額を支払うことを求めておられます。しかし私達がその条件を満たすことにより、総額が返済されたという立場に立つのです。神は常に誰もが救いを受ける機会が得られるように(負債総額よりも)小さな条件を設定されています。」 — 1981年2月10日の説教「蕩減復帰摂理歴史」
「蕩減復帰とは、小さな条件を通して大きなことを蕩減する(赦す)ことです。例をあげれば百人を赦してあげるために、善なる一人の人間が打たれることを代価として百人の罪が蕩減される(赦される)のです。人間百人の代表として一人を立て、彼が百人の代身として打たれることによって、百人が打たれることを赦され、悪なる立場から善の立場へ帰ってゆくのが蕩減復帰というのです。」 — 1967年6月4日の説教「蕩減が行く道」
「僕の主人はあわれに思って彼をゆるし、その負債を免じてやった。」
(그 종의 주인이 불쌍히 여겨 놓아 보내며 그 빚을 탕감⦅蕩減⦆하여 주었다)
マタイによる福音書第18章27節「イエス様は、人間が犯した罪は借金をすることと同じだとしばしば表現されています。例えばイエス様は王様から借りた一万タラントの借金を返す事が出来ないでいる僕の例を挙げています。王様は『もし一万タラントの借金を返すことが出来ないのであれば、お前と妻子と持ち物全部を売って返しなさい』と命じました。それらを全部売っても一万タラントにならないかも知れないが、それで一万タラントの借金と相殺してやるという意味です。これも蕩減を意味します。(減額)
イエスの御言葉によって蕩減の意義が明らかにされたと思います。
ところが僕がひれ伏して『必ず借金を返しますから、暫くお待ち下さい』と言って哀願しました。その姿を見て気の毒に思った王様は『お前の心掛けは殊勝だ。負債を免じてやるから帰りなさい』と言って彼を赦してやったのです。これもやはり蕩減なのです。(免除)
第一に、蕩減とは、負債に関する概念であると同時に、罪に関する概念です。
第二に、蕩減とは、一定の条件を立てて、借金を減らすか相殺するのと同様に、罪を減らすか、なくしてもらうこと、罪を赦してもらうことを意味します。
第三に、蕩減には、必ず債務者と債権者、または罪人は神様に一定の条件を立てなければ蕩減(赦してもらうこと)を受けることが出来ないことを意味します。
第四に、蕩減(赦してもらうこと)は一定の条件を立てて、借金のない、あるいは罪を犯さない状態に戻ること、つまり復帰を意味します。」 — 月刊「ファミリー1993年5月号」李相憲著「統一民族史観」
- 原理講論(Divine Principle)の定義
「どのようなものであっても、その本来の位置と状態を失ったとき、それらを本来の位置と状態にまで復帰しようとすれば、必ずそこに、その必要を埋めるに足る何らかの条件を立てなければならない。このような条件を立てることを『蕩減』というのである。」[24]
「무엇이든지 그 본연의 위치와 상태 등을 잃어버리게 되었을 때, 그것들을 본래의 위치와 상태에로 복귀하려면 반드시 거기에 필요한 어떠한 조건을 세워야 한다. 이러한 조건을 세우는 것을 "탕감"이라고 하는 것이다.」[30]
「When someone has lost his original position or state, he must make some condition to be restored to it. The making of such conditions of restitution is called "indemnity".」[31] — 緒論 (一)蕩減復帰原理 (1)蕩減復帰[32]
- 批判
- 「蕩減条件とは、罪滅ぼしの条件、願いを叶えてもらうための条件を意味する東洋的発想のものである。…地獄の霊界を救い、因縁を断つために…変な理屈を述べて『その血と汗と涙の結晶であるお金をたくさん出すことによって霊界の先祖の色情・殺人・恨みの因縁を切り、しあわせを得ることができる。だから思い切って命懸けで決心せよ』と迫るのである。」(牧師・川崎経子著「原理運動を憂慮する」)
- 「蕩減条件を立てるというのが信者達をへとへとになるまで働かせ、或いは人を欺いてまで霊感商法であやしげな壺や塔をべらぼうな値段で売りつける原動力となる」(作家・飯干晃一著「われら父親は闘う」)[39]
- 「統一協会では、朝鮮侵略の歴史がある日本は『エバ(イヴ)国家』として奉仕の義務があり、霊感商法による金集めなどの贖罪(しょくざい、教団用語は「蕩減=とうげん」)が課せられているのに対し、韓国は『アダム国家』として奉仕される立場。日本人女性信者は『韓国での生活をやめることは逆に蕩減が重くなる』と信じさせられている」(日本共産党しんぶん赤旗 2010.5.11)[35][36][37]
- そのためしばしば大きな社会問題を引き起こしている。(霊感商法、新世事件、安倍晋三銃撃事件)
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脚注
関連項目
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