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螺髪

仏像の丸まった髪の毛 ウィキペディアから

螺髪
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螺髪(らほつ[1])は、仏像の丸まった髪の毛の名称。三十二相八十種好のひとつ。額の毛は白毫と呼ぶ。

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頭が螺髪になっている東大寺大仏

概要

螺髪とは仏像の頭上に現れている右巻きの髪型を指す名称である[2]

ブッダの個人的特徴を表現したものという説は否定されている[3]定方晟パルミラ美術に見られた螺髪の様式がマトゥラーに伝わったとする[3]。螺髪と仏像が結びつくのはマトゥラー仏が初めてである[2]。マトゥラー仏では、紀元前2世紀前後に螺髻・螺髪・僧頭の三形式が出現した[2]

後の時代になると、インドガンダーラ地方では螺髪が菩薩や貴婦人、供養者像などにも表現されるようになる[2]。しかし、中国では仏像以外に螺髪は見られない[2]

大仏の螺髪の個数は定まっておらず、東大寺大仏は492個[4]飛鳥大仏は700個、鎌倉大仏は656個である。

脚注

関連項目

外部リンク

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