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血管雑音
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血管雑音(けっかんざつおん、英語: vascular murmur、Bruit[3])とは、血管(動脈)の一部が閉塞しているか、閉塞していない血管の血流が局所的に多いために、血管内の血液で乱流が発生し、その乱流によって生じる異音である[4]。
解説
聴診器のチェストピースを乱流が発生していると思われる部位の皮膚にしっかりと当て、耳を澄ますと、血管雑音を聴取することができる(「聴診」)。ほとんどの血管雑音は、収縮期(systole)にのみ発生するため、断続的で、その周期は心拍数に依存している。発熱や貧血、甲状腺機能亢進症、身体運動など、血流速度を増加させる要因は、血管雑音の大きさを増加させる可能性がある。
語源
英語圏における「Bruit」は、フランス語の「noise(雑音)」を意味する単語「Bruit」から導入されたが、読みとしては[ˈbruːi]や[bruːˈiː]も一般的であるとする者や[5]、心臓に関連する際は[ˈbruːi]のみを挙げる者もいる[6][7]。
関連する用語
部分的な閉塞の部位によるもの
部分的な閉塞のメカニズムによるもの
- アテローム性動脈硬化(アテローム、プラーク) - 動脈壁へのコレステロールの沈着
- 正中弓状靭帯圧迫症候群、腹腔動脈狭窄 - 外部からの圧迫
局所的な高血流によるもの
分類不能
- リウマチ性多発筋痛症
- 巨細胞性動脈炎
- 線維筋性形成異常症
- IgG4関連疾患
関連項目
- 頚部血管雑音
- Souffle
脚注
外部リンク
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