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論理記号の一覧

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論理記号の一覧(ろんりきごうのいちらん)では、論理学における記号について解説する。論理記号は、当学問分野で広く論理的表現を表すのに用いられている。

以下の表は多くの一般的な記号について、それらの名称と読み方、数学における関連分野について記している。加えて、非形式的な定義と単純な例を示す。そしてUnicodeにおける符号位置や文字参照LaTeXで使用可能なコマンドを記している。

基礎的な論理記号

要約
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その他の論理記号

要約
視点

以下では、発展的または稀に用いられる論理記号について述べる。

オーバーラインの引かれた中点は否定論理積 NAND を表す。A · B¬ (A & B) と等価。
オーバーライン
数式の上に引かれたオーバーラインは、ゲーデル数を表すことがある。例えば A B は、論理式 A B のゲーデル数を意味する。
またオーバーラインで否定を表すこともある。例えば A B は、¬(A B) と等価。
U+007C | vertical line
U+2191 upwards arrow
U+22BC nand
シェファーの棒記号 (Sheffer stroke) とも呼ばれ、否定論理積 NAND 演算子である。
U+2193 downwards arrow
U+22BD nor
パースの矢印 (Peirce arrow) とも呼ばれ、否定論理和 NOR 演算子である。
U+2201 complement
集合論において補集合を表す。例えば、全体集合が了解されている集合 A について、その補集合は と表される。
U+2204 there does not exist
斜線の引かれた存在量化子は、¬ と等価である。すなわち存在の否定を意味する。
U+2234 therefore
「故に、従って (therefore)」を意味する。
U+2235 because
「なぜならば (because)」を意味する。
U+22A7 models
左辺が右辺のモデルであることを意味する2項演算子。例えば理論 T について「M T」は、MT のモデルであることを意味する[1]
U+22A8 true
右辺が左辺の論理的帰結であることを意味する2項演算子。例えば理論 T と論理式 φ について「T φ」は、φT の論理的帰結である、すなわち φT定理であることを意味する。
また「論理的に正しい」ことを意味する前置演算子。「 φ」を「 φ」と略記する、ここで 空集合[1]
U+22AC does not prove
「証明不可能」を意味する。例えば理論 T と論理式 φ について「T φ」は、T から φ が証明不可能である、すなわち φT の定理ではないことを意味する。
U+22AD not true
U+22A8 true の否定。
U+22C6 star operator
アドホックな演算子について用いられる。
U+231C top left corner
U+231D top right corner
角引用符 (corner quotes) は「クワインの引用符」または「疑似引用符」(quasi-quotation) と呼ばれ、ゲーデル数を意味する。例えば論理式 φ について「φ」は、ゲーデル数化された φ を意味する[2]
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脚注

参考文献

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関連項目

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