記号 |
名称 / 読み方 |
Unicode |
文字参照 |
実体参照 |
LaTeXコマンド |
説明 |
例 |
⇒ |
実質含意 |
含む; もし~ならば |
U+21D2 |
⇒ |
⇒ |
\Rightarrow
\implies
|
古典論理においては、A が偽または B が真であるとき、A ⇒ B を真とする。
直観主義論理においては、A を前提として B が証明できるとき、A ⇒ B を真とする。
どの記号を使うかは文献による。 |
→ |
U+2192 |
→ |
→ |
\to |
例:x = 2 ⇒ x2 = 4 は真である。
ただし x2 = 4 ⇒ x = 2 は一般に偽である(ここで x は -2 の可能性もある)。 |
⊃ |
U+2283 |
⊃ |
⊃ |
\supset
|
⇔ |
実質等値 |
~のとき、かつそのときに限り; iff; |
U+21D4 |
⇔ |
⇔ |
\Leftrightarrow
\iff
|
「A ⇔ B」は、A と B が共に真、または共に偽のときのみ真となる。 |
≡ |
U+2261 |
≡ |
≡ |
\equiv |
例:x + 5 = y + 2 ⇔ x + 3 = y |
↔ |
U+2194 |
↔ |
↔ |
\leftrightarrow
|
¬ |
否定 |
~ではない |
U+00AC |
¬ |
¬ |
\lnot
\neg
|
言明「¬A」は A が偽のときのみ真となる。
演算子の上に置かれたスラッシュは、否定記号 ¬ が演算子の前に置かれているのと同じく、その演算子の否定を意味する。 |
˜ |
U+02DC |
˜ |
˜ |
\tilde{} |
例:¬(¬A) ⇔ A, x ≠ y ⇔ ¬(x = y) |
! |
U+0021 |
! |
! |
|
記号 |
名称 / 読み方 |
Unicode |
文字参照 |
実体参照 |
LaTeXコマンド |
説明 |
例
|
∧ |
論理積 |
かつ (and) |
U+2227 |
∧ |
∧ |
\land
\wedge
|
言明「A ∧ B」は、A と B が共に真であるときのみ、真である、他の場合は偽。 |
· |
U+00B7 |
· |
· |
\cdot |
⋅ |
U+22C5 |
⋅ |
⋅ |
例:n < 4 ∧ n > 2 ⇔ n = 3(n が自然数であるとき) |
& |
U+0026 |
& |
& |
\&
|
∨ |
論理和 |
または (or) |
U+2228 |
∨ |
∨ |
\lor
\vee
|
言明「A ∨ B」は、A または B のいずれか(または両方)が真のとき、真である; そして両方が偽のときは、偽。 |
+ |
U+002B |
+ |
- |
|
例:n ≥ 4 ∨ n ≤ 2 ⇔ n ≠ 3 (n が自然数であるとき) |
∥ |
U+2225 |
∥ |
- |
\parallel
|
⊕ |
排他的論理和 |
xor |
U+2295 |
⊕ |
⊕ |
\oplus |
言明「A ⊕ B」は、A または B のいずれか(両方ではない)が真のとき、真となる。
「A ⊻ B」も意味は同じ。 |
⊻ |
U+22BB |
⊻ |
- |
\veebar |
例:(¬A) ⊕ A は常に真である。A ⊕ A は常に偽である。
|
⊤ |
トートロジー |
トップ |
U+22A4 |
⊤ |
- |
\top |
言明「⊤」は無条件に真である。 |
T |
U+0054 |
T |
- |
|
例:A ⇒ ⊤ は常に真。 |
1 |
U+0031 |
1 |
- |
|
⊥ |
矛盾 |
ボトム |
U+22A5 |
⊥ |
- |
\bot |
言明「⊥」は無条件に偽である。 |
F |
U+0046 |
F |
- |
|
例:⊥ ⇒ A は常に真。 |
0 |
U+0030 |
0 |
- |
|
記号 |
名称 / 読み方 |
Unicode |
文字参照 |
実体参照 |
LaTeXコマンド |
説明 |
例
|
∀ |
全称量化 |
すべての; 任意の; それぞれについて |
U+2200 |
∀ |
∀ |
\forall |
「∀ x: P(x)」は、すべての x について P(x) が真であることを意味する。 |
例:∀ n. n2 ≥ n. (算術の言語および公理系において)
|
∃ |
存在量化 |
~が存在する |
U+2203 |
∃ |
∃ |
\exists |
「∃ x: P(x)」は、P(x) を満たす x が少なくとも1つは存在することを意味する。 |
例:∃ n. n が偶数.
|
∃! |
唯一存在量化(英語版) |
~がただ1つ存在する |
U+2203 U+0021 |
∃! |
- |
!}
\exists! |
「∃! x: P(x)」は、P(x) を満たす x がただ1つ存在することを意味する。 |
例:∃! n. n + 5 = 2n.
|
記号 |
名称 / 読み方 |
Unicode |
文字参照 |
実体参照 |
LaTeXコマンド |
説明 |
例
|
≔ |
定義 |
~として定義される |
U+2254 |
≔ |
- |
\coloneqq[注釈 1] |
「x ≔ y」や「x ≡ y」は、x は y の別名として定義されることを意味する。 (ただし「≡」は、単なる一致も意味する)
「P :⇔ Q」は、P が Q と論理的に等価に定義されることを意味する。 |
≡ |
U+2261 |
≡ |
≡ |
\equiv |
例:
cosh x ≔ (1/2)(exp x + exp (−x))
A XOR B :⇔ (A ∨ B) ∧ ¬(A ∧ B) |
:⇔ |
U+003A U+229C |
:⊜ |
:⇔ |
:\Leftrightarrow }
:\Leftrightarrow
|
( ) |
優先順位 |
括弧 |
U+0028 U+0029 |
( ) |
∃ |
() |
括弧内の操作を優先して実行する。 |
例:(8 ÷ 4) ÷ 2 = 2 ÷ 2 = 1, 一方で 8 ÷ (4 ÷ 2) = 8 ÷ 2 = 4.
|
⊢ |
ターンスタイル(英語版) |
~を証明する |
U+22A2 |
⊢ |
- |
\vdash |
「x ⊢ y」は x から y が形式的に証明されることを意味する。 |
例:A → B ⊢ ¬B → ¬A
|
⊨ |
ダブル・ターンスタイル(英語版) |
~を含意する |
U+22A8 |
⊨ |
- |
\vDash |
「x ⊨ y」は x が y を含意することを意味する。 |
例:A → B ⊨ ¬B → ¬A
|
記号 |
名称 / 読み方 |
Unicode |
文字参照 |
実体参照 |
LaTeXコマンド |
説明 |
例
|