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豊城駅

日本の北海道勇払郡鵡川町にあった日本国有鉄道の駅(廃駅) ウィキペディアから

豊城駅
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豊城駅(とよしろえき)は、北海道胆振支庁勇払郡鵡川町(現・むかわ町)字豊城にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)富内線廃駅)である。事務管理コードは▲132301[3]

概要 豊城駅, 所在地 ...
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1975年の豊城駅と周囲約750m範囲。右側が日高町方面。左側直進が金山線時代の沼ノ端方面の軌道跡で、道路に転用されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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歴史

駅名の由来

旧名は鵡川駅の上手にあることからの命名で、新名は所在地名より。

もともと豊城地区はアイヌ語の「ケナㇱオㇿ(kenas-oro)」(河原の林・の中)から「ケナシロ」と呼ばれ、漢字をあてるばあいは「毛奈城(けなしろ)」と表記していた[5]

しかし、鵡川町(当時)で1943年(昭和18年)11月15日に施行された大字廃止・字名整理改正に伴って、字ケナシロを含む一帯は「豊城」と命名され、国有化時にこちらに駅名も合わせらられた[6]

「豊城」の由来は旧名の「毛奈城」に、地区中央に架かっていた橋の名である「豊穣橋」の名称をあわせて命名されたとされている[6]

なお、富内線の国有化・当駅の改名より字名の改正が後となっているが、地名の決定自体は8月1日の国有化の直前7月17日であり、その後7月31日付で村会で異議なしの答申を得ている[6]

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駅構造

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の北東側(日高町方面に向かって左側)に存在した[7]転轍機を持たない棒線駅となっていた。かつては相対式ホーム2面2線を有する、列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった1線は撤去されていた。

無人駅となっており、駅舎は無かったがホームから少し離れた場所に木造の小さな待合所を有した[8]

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は18人[7]

金山線時代の利用状況は 1923年1月-12月の乗降客数:13,564人(1日当たり約37人)[9]


駅周辺

駅跡

1999年(平成11年)時点では、駅前にあった木のみが駅跡を示している状態であった[11]。2011年(平成23年)時点では更地になっている[8]

また、2011年(平成23年)時点では鵡川方の線路跡が低い築堤として残存していた[8]。 金山線時代の沼ノ端方の路盤跡、当駅跡および日高町方の路盤跡には道道983号が敷かれている。

隣の駅

日本国有鉄道
富内線(新線)
鵡川駅 - 豊城駅 - 春日駅 富内線(旧線 1943年休止)
入鹿別駅 - 豊城駅 - 春日駅

脚注

関連項目

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