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透磁率
物質が電磁場を透過する能力を表す尺度 ウィキペディアから
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この項目の内容は、2019年5月20日に施行されたSI基本単位の再定義の影響を受けます。そのため、その変更を反映するために改訂する必要があります。
透磁率(とうじりつ、英: permeability)または導磁率(どうじりつ)は、磁場(磁界)の強さ H と磁束密度 B との間の関係を B = μH で表した時の比例定数 μ である。単位は H/m (ヘンリー毎メートル)、あるいは N/A2 (ニュートン毎平方アンペア)。
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磁界の強さ H と磁束密度 B との関係、磁化曲線または B-H カーブの傾きになる。実用的な強磁性磁気材料では、磁化曲線はヒステリシスをもつので、透磁率は始め小さく(初透磁率)、その後大きくなる。
真空の透磁率 μ0 との比 μr = μ/μ0 を比透磁率という。均質で等方的な媒質の比透磁率は、光学波長域では1である。
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透磁率の値の例
要約
視点
以下の表を使用する場合は、強磁性体の透磁率が磁束密度によって大きく変化することに注意。例えば4 %ケイ素鋼は通常0 T付近で2000の比透磁率を持つが、最大では35000にもなる[1]。十分に高い磁束密度中では磁気飽和を起こすため、どんな物質の比透磁率も1となる。

透磁率は磁場によって変化する。上の表に示した値は近似であり、記載の磁束密度においてのみ有効である。これらは周波数0においての値であり、実際には透磁率は一般的に周波数の関数である。高周波での透磁率は、磁場と磁束密度の間の位相差を考慮し複素数として表されることもある。
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脚注
関連項目
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