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通書 (周敦頤)

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通書』(つうしょ)は、中国北宋儒学者周敦頤(周濂渓)の著作。『太極図説』と並ぶ主著[1]

もとの名は『易通[2][3]。『周子通書』『濂渓通書』とも呼ばれる[2][3]

内容

全40章の短い文章からなる[1][3]。「聖人学んで至るべし」(聖人は学習によってなり得る)を前提に、聖人になるための学問と修養の意義と方法を論じる[1]。『易経』『中庸』を踏まえ、「誠」「」「」「」「主静」「無欲」などの思想を説く[2]

受容

南宋朱熹注釈書として『通書解』を書いている[1][4]。『近思録』『朱子語類』でも『通書』を扱っている[5][6][7]。朱熹以前は、『通書』の付録として『太極図説』が読まれていたが、朱熹以降逆転し、『太極図説』の付録として『通書』が読まれるようになった[1]

曹端中国語版『通書述解』はの『四庫全書』に収録されている[3]

江戸時代日本では、伊藤東涯『通書管見』などが書かれた[8]

哲学」という言葉は、明治時代西周が『通書』の「士希賢」(は賢をこいねがう)という一節から考案した「希哲学」に由来する和製漢語である[9][10]

日本語訳等

脚注

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