トップQs
タイムライン
チャット
視点
都風俗化粧伝
江戸時代の美容指南書 ウィキペディアから
Remove ads
『都風俗化粧伝』(みやこふうぞくけわいでん)[注釈 1]は、江戸時代の美容指南書。佐山半七丸著・速水春暁斎画[1]。3巻3冊[2]。1813年(文化10年)から1922年(大正11年)まで刊行されたロングセラーであった[3][4]。
初版の版元は、河南喜兵衛(京都)・中川藤四郎(京都)・鶴屋金助(江戸)・秋田屋太右衛門(大坂)である[5]。作者の佐丸半七丸の来歴は不明で、速水春暁斎と同一視する説もあるが、定かではない[6]。上巻は「顔面之部」、中巻は「手足之部」「髪之部」「化粧之部」、下巻は「恰好之部」「容儀之部」「身嗜之部」から成る[4]。
本書刊行以前の美容指南書は、いずれも化粧に関する具体的な記述はなく、教訓的なものが多かった[5]。これに対して、『都風俗化粧伝』は、具体的な化粧法や身のこなし、さらには京都文化を織り交ぜており、地方都市の女性に広く受け入れられた[2][4][7]。
活字翻刻本として、平凡社東洋文庫版がある(高橋雅夫 校注、1982年)。
Remove ads
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads