重水素化クロロホルム

重水素化クロロホルム（じゅうすいそかクロロホルム、重クロロホルム）は、クロロホルム (CHCl₃) の同位体置換体 (isotopologue) である。クロロホルム中の水素原子 (H) が同位体である重水素（デューテリウム、D）に置換されている。重水素化クロロホルムは有機分子の核磁気共鳴分光法（NMR分光法）で用いられる一般的な溶媒である。

重水素化クロロホルム
IUPAC名 Trichloro(2H)methane[要出典]
別称 Chloroform-d Deuterochloroform
識別情報
CAS登録番号	865-49-6
3D model (JSmol)	Interactive image
バイルシュタイン	1697633
ChemSpider	64654
ECHA InfoCard	100.011.585
EC番号	212-742-4
PubChem CID	71583
日化辞番号	J195.130K
国連/北米番号	1888
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID50904766
InChI InChI=1S/CHCl3/c2-1(3)4/h1H/i1D Key: HEDRZPFGACZZDS-MICDWDOJSA-N InChI=1/CHCl3/c2-1(3)4/h1H/i1D Key: HEDRZPFGACZZDS-MICDWDOJEH
SMILES [2H]C(Cl)(Cl)Cl
特性
化学式	C2HCl3
モル質量	120.384 g mol-1
精密質量	118.920659899 g mol-1
密度	1.500 g cm-3
融点	-64 °C, 209 K, -83 °F
沸点	61 °C, 334 K, 142 °F
危険性
NFPA 704（ファイア・ダイアモンド）	2 0 0
関連する物質
関連物質	クロロホルム 重水素化ジクロロメタン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

関連項目

• 重溶媒