金亨權

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金 亨權（キム・ヒョングォン、1905年〈光武9年〉11月4日 - 1936年〈昭和11年/主体25年〉1月12日）は、大韓帝国（現：北朝鮮）の軍人、抗日武装活動家。

キム・ヒョングォン 金 亨權 김형권
生誕	金 亨權 (1905-11-04) 1905年11月4日 大韓帝国 平安南道大同郡
死没	(1936-01-12) 1936年1月12日（30歳没） 日本統治下朝鮮 京畿道京城府
死因	獄中死
墓地	大城山革命烈士陵
別名	不屈の革命闘士
団体	朝鮮革命軍
親	金輔鉉（父）

金亨權
各種表記
ハングル：	김형권
漢字：	金亨權
発音：	キム・ヒョングォン
日本語読み：	きん きょうけん
英語表記：	Kim Hyong Gwon

生涯

大韓帝国（現：北朝鮮）平安南道大同郡で、小作農民金輔鉉の三男として生まれる。末弟であったため金日成との年齢差はわずか7歳であり、叔父というより兄のような存在であった。日本統治時代には抗日独立運動をした。

1927年、金日成と共に白山青年同盟に参加した。

1930年、吉林省で金日成が組織したとされる朝鮮革命軍に入隊し、抗日武装活動（馬賊）をしている途中に日本の警察に逮捕され、懲役刑を言い渡された。

1936年1月12日、京城府の京城刑務所で服役中に獄死した。遺体を引き取るように実家に連絡が来たが、家族の者は金が無かった為に誰も引き取りに行かなかったため、刑務所内の共同墓地に埋葬された。

北朝鮮から見た評価

北朝鮮では、「不屈の革命闘士」として高く評価されており、平壌の大城山革命烈士陵に、新たに墓が造成され、銅像が建てられている。また、1977年製作の北朝鮮映画『누리에 붙는 불』は、金亨權の独立運動がテーマになっている。

金亨權の名に因んだもの

平壌の大城山革命烈士陵にある金亨權の銅像

• 1930年8月14日、金亨權が武装部隊を率いて、警察駐在所を襲った事件を記念するために、1990年8月になって、両江道豊山郡が、金亨權郡に改称された。
• 同郡の新豊里も金亨權邑に改称された。

関連文献

• 『不屈の革命闘士キム・ヒョングォン同志』外国文出版社、1976年。NDLJP:12225501。