トップQs
タイムライン
チャット
視点
陰イオン界面活性剤
ウィキペディアから
Remove ads
陰イオン界面活性剤(いんイオンかいめんかっせいざい、Anionic surfactant)または、アニオン界面活性剤は、陰イオン性の親水基を持つ界面活性剤。
構造・性質
親水基としてカルボン酸、スルホン酸、あるいはリン酸構造を持つものが多い。
洗浄力が強く、優れた起泡性を持つため石鹸や衣料用洗剤・シャンプー等に使われるが、乳化力は油への溶解性が低いため、非イオン界面活性剤に比べると劣る。
主な陰イオン界面活性剤
界面活性剤の一覧も参照。
合成
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
合成にはフリーデル・クラフツ反応を用いる。 Rはアルキル基。
- 付加
- R + C6H6 → R-C6H5
- 求電子置換反応
- R-C6H5 + H2SO4 → R-C6H4-SO3H + H2O
- 中和
- R-C6H4-SO3H + NaOH → R-C6H4-SO3Na + H2O
石鹸
脂肪酸塩
R-OH + SO3→ R-O-SO3H
R-O-SO3H + NaOH → R-O-SO3Na + H2O
参考文献
- 「界面と界面活性剤−基礎から応用まで−」(日本油化学会、2004年)
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads