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雙林寺 (渋川市)

群馬県渋川市にある曹洞宗の寺院 ウィキペディアから

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雙林寺(そうりんじ)は、群馬県渋川市(旧子持村[1])にある曹洞宗寺院である。山号は最大山。院号は春日院。本尊は釈迦如来

概要 雙林寺, 所在地 ...
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本堂

歴史

上野国守護上杉憲実の家宰だった長尾景仲が、文安4年(1447年)(一説には宝徳2年(1450年))に月江正文を開山として創建された[2]。その後、沼田氏小幡氏武田氏長野氏などが壇越となった[2]

15世紀から16世紀には当寺の老僧10人を中心とする禅問答(法問)に全国各地から修行者が集まり教勢を拡大した[2]。「雙林寺の水をのまざる者は禅僧にあらず」とまで言われ、2000人の雲水を抱えた[3]

延享4年(1747年)の寺院本末帳には、出羽国陸奥国から紀伊国出雲国豊前国にかけて769ケ寺が末寺として記されている[2]。また、雙林寺は總持寺及び最乗寺の輪番地であり、両寺院へ輪番僧が赴く輪住制度が近世まで継続した[2]

近世には上野国・信濃国越後国佐渡国にある曹洞宗寺院を支配する「四箇国僧録之上」の地位にあった[2]。この寺務を補助するため、近門7ケ寺と呼ばれた嶽林寺(みなかみ町)、双松寺(高山村)、良珊寺(渋川市)、双玄寺(渋川市)、福増寺(渋川市)、宮昌寺(榛東村)、元景寺(前橋市)から交代で僧が雙林寺に勤務した[2]。なお、近世の朱印地の石高は30石であった[2]

近代になり僧録制度、末寺制度、輪住制度、近門制度等は廃止され、曹洞宗の独立した寺院となった[2]

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文化財

群馬県指定文化財

重要文化財
  • 雙林寺 7棟(建造物) - 2024年(令和6年)3月22日指定[4]
    • 本堂
    • 鐘楼
    • 開山堂
    • 書院
    • 宝蔵
    • 山門
    • 萬松関
    • 附指定:棟札 3枚
  • 長尾昌賢木像
天然記念物
史跡

渋川市指定文化財

重要文化財
  • 木喰仏
天然記念物
  • ヒイラギモクセイ

所在地

群馬県渋川市中郷2399

脚注

外部リンク

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