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雷酸水銀(II)

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雷酸水銀(II)
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雷酸水銀(らいさんすいぎん)は水銀雷酸塩で、淡青色の斜方錐状晶。シアン酸水銀の異性体である。

概要 識別情報, 特性 ...

一価の雷酸水銀(I) と二価の雷酸水銀(II) が知られているが、とくに二価の化合物は雷汞(らいこう)と呼ばれ、雷管起爆薬として用いられる。雷酸水銀(I) は雷汞の製造の際、硝酸水銀硝酸溶液とエチルアルコールの反応温度を低くすると (4555 ℃) 生成する。雷汞と同様に爆発しやすいが、より水に溶けやすい。

雷酸水銀(I) の組成式は Hg(ONC)、雷酸水銀(II) は Hg(ONC)2 である。

水銀化合物であるため、最近は公害問題への対策からジアゾジニトロフェノールで代用されることが多い。

日本国では火薬類取締法(1950年施行)により、(広義の)取り扱いの規制を受ける。なお、一般の水銀化合物は毒物及び劇物取締法(1950年施行)において毒物に指定されているが、雷酸水銀(II) はこの適用除外品目となっている。

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関連項目

脚注

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