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首くくり栲象
パフォーマー、アクショニスト ウィキペディアから
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首くくり栲象(くびくくりたくぞう、1947年12月26日[1] - 2018年3月31日)は、日本のパフォーマー、アクショニスト、俳優。本名は古沢 守[2]。旧芸名は古沢 宅、古澤 宅、古澤 栲。群馬県安中市出身。
来歴
高校卒業後、演劇を目指して18歳で上京[3]。風倉匠、松澤宥、高松次郎らの薫陶を受け、ハプニング等のパフォーマンスを行う。
1969年より「首吊り」のパフォーマンスを開始。1971年には天井桟敷館にて、首吊りパフォーマンスを用いた作品『a'』を発表した[4]。しかし首吊りパフォーマンスは体への負担が大きく、後年再開するまで20年ほど行わない時期があった[5]。
1997年、50歳を目前にして「毎日首吊りをする」ことを決意。2004年には首くくり栲象に改名、自宅の庭を「庭劇場」(後述)と名付け、月に数日、首吊りパフォーマンスを公開した。
首吊りに起因し肺炎で入院[2]したり、歯が抜けた[5]こともある。2013年には肺気腫を患い入院、以降はタバコも断っていた[5]。
2010年代より、自身のドキュメンタリーなど映画への出演が増え、2017年にはテレビドラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』にて、山田孝之や芦田愛菜らと共演。俳優として地歩を固めていたが、2018年に肺がんが見つかる[6]。同年3月31日、聖路加国際病院にて肺がんのため死去[7]。70歳没。
庭劇場
東京都国立市にある自宅の庭を開放した劇場。「くにたち庭劇場」とも称する。庭での首吊りは栲象自身の日課でもあり、非公開でも毎日行っていた。
公演にあたってはタイトルが付けられるほか、「能書き」と称する文章がしたためられることもある。
パフォーマンスは約1時間程度。その後、栲象の自宅にて飲食が振る舞われ、歓談の場となる。
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人物
作品
公演
写真集
- 首くくり栲象(宮本隆司撮影、BankART1929・ツバメ出版流通、2018年)ISBN 9784902736458
書籍
- 美空ひばり "歌う女王"のすべて(文藝春秋編、文春文庫ビジュアル版、1990年)ISBN 978-4168108150
- 古澤栲名義で「祈り/生きいそぐ薔薇――「悲しい酒」の変容をめぐって」を寄稿
- 時計の振子、風倉匠(佐野画廊、1996年5月20日)ISBN 978-4-87995-379-7
- 古澤栲名義で「バラの蕾」を寄稿
出演
ドラマ
- 山田孝之のカンヌ映画祭(テレビ東京、2017年)
- 劇中劇『穢の森』出演
映画
ミュージックビデオ
漫画
- 追悼 首くくり栲象 吊りつづけて超ロングラン50年(ムコキマッソ、コアマガジン「まんが怪しい裏仕事」収録、2018年12月25日)ISBN 978-4866532738
- 生前(2006年)の取材および没後の関係者への取材を元にした作品。
追悼展示
- 窪寺雄二個展「追悼 首くくり栲象」(2018年11月13日 - 18日、ルーニィ247 fine arts)
- 特別展示「首くくり栲象」(2019年8月27日 - 31日、小山登美夫ギャラリー)
脚注
外部リンク
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