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進学率
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進学率(しんがくりつ)とは、ある段階の学校での教育課程修了者のうち、次の段階の学校へ進学した者の割合。
以下では特に断り書きがない限り、日本での事例について述べる。
概要
全国の値については、文部科学省が学校基本調査で公表している。
また、個別の中学校や高等学校でも、卒業生がどの程度進学したかの指標として、それぞれの学校ごとの進学率を公表する場合などがある。高校では進学率が高ければ高いほど進学校と認知されるので、受験生集めにこの指標を多用する傾向にある。どのような大学に進学したかは表していないが、進学率が高いと偏差値の高い学校への入学者が多いとみなす傾向は存在する。
高校進学率
中学校卒業(もしくは同等の課程を修了)後、高等学校等へ進学した者の割合。
高校進学率は戦後上昇を続け、1974年度に90%を超えた。2020年では98.8%となっている[1]。
学校基本調査での調査対象の定義は、
- 「中学校卒業者及び中等教育学校前期課程修了者のうち、高等学校、中等教育学校後期課程及び盲・聾・養護学校高等部の本科・別科並びに高等専門学校に進学した者(就職進学した者を含み、過年度中卒者等は含まない。)」[2]
となっている。
短大進学率
高等学校卒業(もしくは同等の課程を修了)後、短期大学へ進学した者の割合。
短大進学率は、当初の1950年代は2%台だったが、1994年には13.25%となった。しかし、その後は減少に転じ、2020年は4.4%となっている。
学校基本調査での調査対象の定義は、
- 「各年3月の高等学校及び中等教育学校後期課程本科卒業者のうち、短期大学の本科・通信教育部・別科及び高等学校等の専攻科に進学した者(就職進学した者を含む。)の占める比率」[2]
となっている。
大学進学率
高等学校卒業(もしくは同等の課程を修了)後、大学へ進学した者の割合。
大学進学率は戦後上昇を続ける。専門学校ができた1976年以降はいったん低下したものの、1992年を境に再び上昇し、2020年には54.1%となった。
学校基本調査での調査対象の定義は、
- 「各年3月の高等学校及び中等教育学校後期課程本科卒業者のうち、大学の学部・通信教育部・別科に進学した者(就職進学した者を含む。)の占める比率」[2]
となっている。
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日本の進学率推移
要約
視点
- 定義別推移
(資料出所:学校基本調査)
※進学者には高等学校卒業後1年以上経過した後に入学した者(過年度高卒者)等を含む。
(資料出所:学校基本調査)
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諸外国の進学率推移
諸外国における進学率の推移は以下のとおり。なお、教育事情や制度・卒業率などは国によって大きく違うので一概に比較することはできない。
義務教育後中等教育(高校相当)
高等教育(大学相当)
他には、以下の値もある。ここでの大学はユネスコの定義における高等教育機関(大学およびその他のすべての高等教育機関・課程)への進学率をいう。日本では四年制大学・短期大学・高等専門学校をいう(通信制大学・放送大学および専修学校は含まれない)。
- 2004年度
- 1位 89% 大韓民国(四年制大学・専門大学)
- 2位 87% フィンランド(四年制大学・ポリテクニック)
- 3位 82% アメリカ(四年制および二年制大学(コミュニティ・カレッジ))
- 3位 82% スウェーデン
- 5位 80% ノルウェー
- 6位 72% オーストラリア(四年制大学・TAFE)
- 6位 72% ギリシャ
- 6位 72% ニュージーランド(四年制大学・ポリテクニック)
- 9位 71% ラトビア
- 10位 70% スロベニア
脚注
関連項目
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