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鬼女と野獣
クレイドル・オブ・フィルスのアルバム ウィキペディアから
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『鬼女と野獣』(きじょとやじゅう、原題:Cruelty and the Beast)は、イングランドのエクストリーム・メタル・バンド、クレイドル・オブ・フィルスが1998年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。
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背景
バンド初のコンセプト・アルバムで、エリザベス・バソリー伯爵夫人(ハンガリー語での読みはバートリ・エルジェーベト)を題材としている[8]。タイトルはフリードリヒ・ニーチェの格言「There is no beauty without cruelty」と、ディズニー映画『Beauty and the Beast』を元に付けられた[9]。
本作のレコーディングには、『鮮血の処女狩り』などハマー・フィルム・プロダクション制作のホラー映画に多数出演してきた女優イングリッド・ピットがゲスト参加した[9]。
反響・評価
母国イギリスでは1998年5月16日付の全英アルバムチャートで48位を記録し、バンド初の全英トップ100アルバムとなった[7]。フィンランドのアルバム・チャートでは合計6週トップ40入りし、最高13位を記録した[2]。
Jason Ankenyはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「このジャンルのファンには受け入れられるだろうが、そうでない向きにとっては、全くもって馬鹿げていると思われるかもしれない」と評している[10]。クリス・チャントラーは2021年、loudersound.comの企画「クレイドル・オブ・フィルスの全アルバムのランキング」で本作を2位に挙げた[8]。
収録曲
特記なき楽曲は作詞:ダニ・フィルス/作曲:クレイドル・オブ・フィルス。1. 5. 9.はインストゥルメンタル。
- 残虐非道な物語 - Once Upon Atrocity – 1:43
- エリザベス、不吉な13の秋 - Thirteen Autumns and a Widow – 7:14
- 鬼女の蘭 - Cruelty Brought Thee Orchids – 7:18
- 吠える星の下に - Beneath the Howling Stars – 7:42
- 恐怖の女神 - Venus in Fear – 2:20
- 暴虐の序曲 - Desire in Violent Overture – 4:16
- 信仰の歪んだ釘 - The Twisted Nails of Faith – 6:50
- バソリー夫人のアリア - Bathory Aria – 11:02
- 1. 凶運の闇 - "Benighted Like Usher"
- 2. 烏殺しのフーガ - "A Murder of Ravens in Fugue"
- 3. 狂気を見つめる瞳 - "Eyes That Witnessed Madness"
- 死せる伯爵夫人の肖像 - Portrait of the Dead Countess – 2:52
- 情欲と争いの誘惑 - Lustmord and Wargasm (The Lick of Carnivorous Winds) – 7:58
日本盤CD ボーナス・トラック
下記の曲順は2001年再発CD (VICP-61272)に準拠。日本初回盤CD (PMDI-01244)には「審判の日」のみ収録されていた。
参加ミュージシャン
- ダニ・フィルス - ボーカル
- スチュアート・アンスティス - ギター
- ジャン・パイアズ - ギター
- レクター - キーボード
- ロビン・グレイヴス - ベース
- ニコラス・バーカー - ドラムス
- サラ・イザベル・デーヴァ - バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- イングリッド・ピット - スポークン・ワード(on "The Twisted Nails of Faith", "Eyes That Witnessed Madness")
- Danielle Cneajna Cottington - バッキング・ボーカル
脚注
外部リンク
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