とさか

「鶏冠」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「鶏冠 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

とさか（鶏冠）とは、主にキジ科の一部の鳥にみられる頭上の肉質の冠状突起である^[1]。形状によって、単冠・ばら冠・クルミ冠・えんどう冠などのバリエーションがある。雌鶏より雄鶏（en:rooster)のほうが大きくなる。

雄鶏の頭部にある鶏冠

毛細血管が発達しており、体温調節に使用されている。

ギャラリー

• 
  烏骨鶏の黒赤色のとさか
• 
  ブラーマ（英語版）の豆冠
• 
  シシリアンバターカップ（英語版）のV combs（別名：devil horn）
• 
  ヒクイドリのとさか
• 
  ライチョウの肉冠

用途

スペイントーロで撮られた料理に使われる鶏冠の写真

料理

イタリア料理^[2]・スペイン料理・フランス料理・中国料理で食材として使用される。フランス料理を発展させたイタリア人貴族カトリーヌ・ド・メディシスがフランスに伝えたとされる^[3]。

ヒアルロン酸の抽出

鶏冠はヒアルロン酸の抽出原料でもある^[4][5][6]。

トサカを使用した言葉

• トサカにくる - 腹が立つこと。1962年（昭和37年）頃に学生が使い始めた当時の流行語である^[7]。