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麟祥院

東京都文京区にある寺院 ウィキペディアから

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麟祥院(りんしょういん)は、東京都文京区湯島にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は天沢山。徳川家光の乳母として知られる春日局の菩提寺である。周囲にカラタチの生垣をめぐらせていたので「からたち寺」とも呼ばれる。妙心寺派江戸四箇寺の1つ。なお京都にある同名の妙心寺塔頭・麟祥院も1634年寛永11年)に徳川家光により春日局の菩提寺として建立されたものである。

概要 麟祥院, 所在地 ...
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歴史

1624年寛永元年)、春日局の隠棲所として創建。境内地1万坪・寺領300石の御朱印状を拝領し徳川秀忠の御明御殿を賜り、殿堂を造立した。1630年(寛永7年)に野州宇都宮の興禅寺の渭川和尚の高徳であるのを局が聞き、当山の住職として拝請され開山となった。

はじめ、報恩山天沢寺と称したが、春日局の法号をもって「天澤山麟祥院」と号するようになる[1]

1887年明治20年)には井上円了が、この寺の一棟を借りて哲学館(東洋大学の前身)を創立した。境内に「東洋大学発祥之地」の碑(1987年昭和62年)建立)がある。明治時代には他にも数々の学校が境内に併設されていた。また当時の麟祥院には臨済大教校もあり、数々の名僧が学びの為に集っていた。

毎年10月14日に春日忌として春日局の法要を行っている。関東大震災で亡くなった中国人留学生の慰霊碑もある。

文化財

文京区指定有形文化財
  • 十六羅漢
  • 春日局像
  • 麟祥院文書・春日局書簡
文京区指定史跡
  • 春日局墓

交通

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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