トップQs
タイムライン
チャット
視点
鼠径ヘルニア
ウィキペディアから
Remove ads
鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)とは、上部の鼠径靭帯で鼠径部の皮下に出るヘルニアのこと。別名、脱腸(だっちょう)。
![]() |
種類
鼠径ヘルニアは、脱出部位によって以下の3種類に分類される[1][2]。
- 外鼠径ヘルニア:鼠径管を通って腸などが脱出するタイプ。解剖学的に男性に多い。
- 内鼠径ヘルニア:鼠径管外で腹壁の奥から脱出するタイプ。
- 大腿ヘルニア:鼠径部の下、大腿部に脱出が起こるタイプで、女性に多い傾向がある。
発病箇所と原因
睾丸が腹腔内に入ったり出たりする通路に腸が入り込んで起こる。腹腔外に出た腸が捩れて戻れなくなった場合、壊死を起こして生命に危険となる。

女性でも3%に発生するという報告[3]がある。 男性に多い外側のヘルニアの場合、陰囊内で睾丸が異常な状態で下降するとき先天的に発病する。その時、腫瘤ができ、発病が確認される。ひどい場合陰囊に腫瘤ができる。
女性のヘルニアは、大陰唇皮下に発病。
腸管がねじれ嵌頓ヘルニアを併発する可能性があるため危険。
症状
代表的な症状は鼠径部の膨隆、違和感、不快感、または痛みである。立位時に症状が強く、仰臥位になることで軽減または消失する傾向がある[4]。嵌頓(かんとん)を起こすと、疼痛が持続し、腸閉塞や腸壊死の原因となる。
診断
診断は問診、視診、触診を中心に行われる。ヘルニアの種類や他疾患との鑑別を目的として、超音波検査が併用されることがある[5]。
治療
鼠径ヘルニア手術は、外科手術の中でも非常によく行われるもののひとつである。
などがある。
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads