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2024年パリオリンピックの柔道競技
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2024年パリオリンピックの柔道競技(2024ねんパリオリンピックのじゅうどうきょうぎ)は国際柔道連盟(IJF)が管轄し、2024年パリオリンピックにて実施されたオリンピックの柔道競技。会場はシャン・ド・マルス・アリーナ(グラン・パレ・エフェメール)。
オリンピック出場資格
前回と同じ、男女個人7階級及び男女混合団体戦が実施される。1つのNOCからは個人種目1つにつき1名のみ出場させることができるため、最大14名の選手を派遣することができる。
世界ランキングによる選出
- 予選期間である2022年6月24日から2024年6月23日までの国際大会の成績に基づいた世界ランキングにおいて、各階級のそれぞれ17位以内に位置している選手が直接選出される(男子17名×14階級=計238名)。
- 上位17位以内に1つのNOCから2名以上の選手が入っている場合、そのうちの誰を代表に選出するかはNOCが決定する。
- 1つのNOCから複数の選手が上位17位以内に入っている場合、17名に達するまで、順次繰り下げて選出して行く。
大陸枠による選出
- 続いて大陸枠により、100名(アフリカ:男女各12、ヨーロッパ:男子13、女子12、アジア:男女各10、オセアニア:男女各5、アメリカ大陸:男子10、女子11)の出場選手が選出される。
- 各大陸連盟がすでに直接選出された238名を除く男女全階級を統合したランキングリストを高得点順に作成し、そのうちの上位選手から順に選出していく。但し、大陸枠で選出されるのはNOCにつき、男女全階級を通じて1名に限られる。
- また各大陸に1枠ずつチーム招待枠が用意されている。出場権を得た選手が5人しかいないNOCのうち各大陸で最もチームランキングの高いNOCに、混合団体チーム編成のための6人目の選手の出場権が与えられる。
その他の出場枠
- 開催国に男女全階級の出場権を与える(14名)。
- ユニバーサリティ枠として15カ国に出場資格を付与する(15名)。
- 以上の計372名がオリンピック出場資格を得る。
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競技日程
日時はいずれも中央ヨーロッパ夏時間(UTC+2)。
Q | 1回戦〜準々決勝 | F | 敗者復活戦・準決勝・3位決定戦・決勝 |
競技結果
男子
女子
混合団体
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国・地域別のメダル獲得数
* 開催国/地域 ( フランス)
備考
- 男子66 kg級の初戦でイスラエルのバールーフ・シュマイロフと対戦したモロッコのアブデラマネ・ブシタは、敗れた後に握手を拒否した。2回戦でシュマイロフと対戦したタジキスタンのヌラリ・エモマリは、勝った直後にアラーアクバルと叫んで、同じく握手を拒否した。エモマリはその後の準々決勝で阿部一二三と対戦して合技で敗れたが、2度目の技ありを取られた際に肩を脱臼した。イスラエルを支援するStandWithUsの指導者は、エモマリは彼に相応しい報いを受けたと語った[20]。
- 男子73 kg級の初戦でイスラエルのトハル・ブトブルと対戦予定だったアルジェリアのメサウド・レドーアネ・ドリスは、大会前日の計量で400グラム超過したため失格となった。アルジェリア政府がイスラエルを国家として承認していないことや、2023年パレスチナ・イスラエル戦争を踏まえた上での政治的な動機により、敢えて体重超過した可能性が指摘されている。イスラエル・オリンピック委員会はドリスがわざと試合放棄したとの見解を示した。ドリスと対戦予定だったブトブルは、「彼らは被害者だと思う。アスリートなのに競技に参加させてもらえない。私は本当に彼と戦いたかった」と語った。この件に関してIJFは、大会後に調査と検証を試みるとしている[21][22]。
- 男子81 kg級に出場予定だったイラクのサジャド・セヘンは、ドーピング検査で筋肉増強剤アナボリックステロイドの陽性反応を示した。そのため国際検査機関(ITA)は、セヘンに暫定的な資格停止処分を科した[23]。また、同じ81 kg級に出場して初戦で敗れたアフガニスタンのモハメド・サミム・ファイザドが、ドーピング検査でタンパク同化ステロイド剤であるスタノゾロールの陽性反応を示したことを、国際検査機関が公表した[24]。
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優勝者の世界ランキング
男子
60 kg級 | ![]() | エルドス・スメトフ | 22位 |
66 kg級 | ![]() | 阿部一二三 | 5位 |
73 ㎏級 | ![]() | ヒダヤト・ヘイダロフ | 1位 |
81 ㎏級 | ![]() | 永瀬貴規 | 8位 |
90 ㎏級 | ![]() | ラシャ・ベカウリ | 1位 |
100 ㎏級 | ![]() | ゼリム・コツォイエフ | 1位 |
100 ㎏超級 | ![]() | テディ・リネール | 7位 |
女子
48 kg級 | ![]() | 角田夏実 | 4位 |
52 kg級 | ![]() | ディヨラ・ケルディヨロワ | 1位 |
57 kg級 | ![]() | 出口クリスタ | 1位 |
63 kg級 | ![]() | アンドレヤ・レシキ | 7位 |
70 kg級 | ![]() | バルバラ・マティッチ | 1位 |
78 kg級 | ![]() | アリーチェ・ベッランディ | 1位 |
78 kg超級 | ![]() | ベアトリス・ソウザ | 5位 |
(出典[25]、JudoInside.com)
世界ランキング1位の成績
男子
60 kg級 | ![]() | 楊勇緯 | 7位 |
66 kg級 | ![]() | デニス・ビエル | 銅メダル |
73 kg級 | ![]() | ヒダヤト・ヘイダロフ | 金メダル |
81 kg級 | ![]() | マティアス・カス | 5位 |
90 kg級 | ![]() | ラシャ・ベカウリ | 金メダル |
100 kg級 | ![]() | ゼリム・コツォイエフ | 金メダル |
100 kg超級 | ![]() | キム・ミンジョン | 銀メダル |
女子
48 kg級 | ![]() | アッスンタ・スクット | 7位 |
52 kg級 | ![]() | ディヨラ・ケルディヨロワ | 金メダル |
57 kg級 | ![]() | 出口クリスタ | 金メダル |
63 kg級 | ![]() | ジョアンネ・ファンリースハウト | 2回戦敗退 |
70 kg級 | ![]() | バルバラ・マティッチ | 金メダル |
78 kg級 | ![]() | アリーチェ・ベッランディ | 金メダル |
78 kg超級 | ![]() | ロマヌ・ディッコ | 銅メダル |
(出典[25]、JudoInside.com)
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脚注
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