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38cm ジークフリート K(E)列車砲
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38cm ジークフリート K(E)列車砲(K - Kanone (カノーネ、砲の意)、E - in Eisenbahnlafette (アイゼンバーンラフェッテ、鉄道上で搭載の意))は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツで開発された列車砲である。元々はビスマルク級戦艦の主兵装として設計されたもので、その中から余剰の数門が沿岸防衛任務用にドイツ陸軍に移譲され、それを用いて開発された。
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設計

この砲は車載状態において左右への旋回能力を持たなかった。この砲が照準するには、鉄道上のカーブした部分を移動するか、フェーゲレ・ターンテーブル(Vögele Drehscheibe、フェーゲレ・ドレーシャイベ)への積載に完全に依存していた。このターンテーブルは、中心部にピボットマウントを持つプラットフォームと円状の軌道から構成され、このプラットフォーム上に列車砲自体が固定された。
プラットフォームの高さまで列車砲を引き揚げるのには傾斜路が用いられた。このプラットフォームは両端にローラーを持ち、端部は360度旋回用の円状をした軌道の上に据えられていた。これには300tの積載能力があり、ドイツの軍籍にある大部分の列車砲のためには十分なものだった。主砲は0度の状態でのみ装填可能で、このため一度の射撃ごとに再照準が必要だった[1]。
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弾薬
本列車砲は標準的なドイツ海軍系統の弾薬を用いた。主装薬は金属製弾薬筒に収められ、追加装薬は別に絹製のバッグに入れられた。砲弾の次に追加装薬から装填された。4種類の砲弾が38 cm ジークフリート K (E)では用いられたが、それらの中には「ジークフリート砲弾」が含まれていた。これは陸軍が開発した特別な長距離砲弾だった。装薬を減装した時には初速920m/sで発射し、射程は40kmだった[2]。
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脚注
参考文献
外部リンク
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