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モーリス・ルブランの小説 ウィキペディアから
『8・1・3』(はち・いち・さん)は、モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズの一篇で、1910年に発表された。
「8・1・3」と「APO ON」の謎をめぐり、怪盗紳士ルパン、国家警察部長ルノルマン、謎の殺人鬼L.M.が死闘を演じる。フランス・ドイツをまたにかけて展開し、果てはドイツ皇帝ウィルヘルム2世までもが登場する。
1917年に『ルパンの二重生活』(La Double Vie d'Arsène Lupin)と『ルパンの三つの犯罪』(813, les trois crimes d'Arsène Lupin)に分冊化した。「三つの犯罪」とは、「殺人をしない」をモットーとするルパンが、本作のラストで図らずも犯してしまう三つの殺人を指している。
ルパンはカプリ島のティベリウスの飛び込み台から海に身を投げる[1]が、この時死にきれずに、ドン・ルイス・ペレンナとしてアルジェリアの街のフランス外人部隊に現れたことがラストシーンで描かれている。これが、『金三角』以降のルパンのドン・ルイス・ペレンナとしての活躍に繋がっていく。
『8・1・3』の初の邦訳は大正元年のことで、これをはじめて日本に紹介したのは三津木春影である。
以下は全て、『8・1・3』と『続8・1・3』あるいは『8・1・3(上)』と『8・1・3(下)』の書名で刊行されたもの。
以下は『8・1・3の謎』(「アルセーヌ・リュパン全集」のうち他)の書名で刊行されたもの。
以下は連載版(完全版)の翻訳。
以下は翻案。
『八一三』(はちいちさん)は、1920年(大正9年)製作・公開、クリスティ・フィルム・カンパニー製作、スコット・シドニー監督によるアメリカ合衆国のサイレント映画である。日本では国際活映が配給した[3]。
フィルムの現存状況は不明で、失われた可能性がある。
『813』(はちいちさん)は、1923年(大正12年)製作・公開、日活向島撮影所製作、日活配給、溝口健二監督による日本のサイレント映画である。フィルムは現存していない。
1973年(昭和48年)、フランスのテレビシリーズ「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」中の一篇として製作・放映された。原作とは大幅に改編され、コメディタッチに仕上げられている。ルパン役はジョルジュ・デクリエールで、日本放映版では納谷悟朗が吹き替えた。
1980年(昭和55年)、(Arsène Lupin joue et perd)フランス、スイス、イタリア、西ドイツ合作のテレビミニシリーズ(1時間枠、全6話)、ルパン役はジャン=クロード・ブリアリ
1979年(昭和54年)、タツノコプロ製作『怪盗ルパン 813の謎』として、フジテレビ系1時間半枠スペシャル番組が製作され、同年5月5日(土曜)のこどもの日企画として放映(19:30 - 20:54。正式枠名無し単発枠)、のちに劇場公開もされた。製作吉田健二、監督笹川ひろし、演出布川ゆうじ、脚本宮崎晃、キャラクターデザイン九里一平、天野嘉孝(天野喜孝)。声の出演は、アルセーヌ・ルパンを中村嘉葎雄、ケセルバッハ夫人を島田陽子、セルニン公爵を納谷悟朗、パリ警視庁ルノルマン刑事課長を富山敬が務めた。子供向けにアレンジされているものの、比較的原作に忠実な作りとなっている[要出典]。主題歌は田山雅充。
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