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B612 (小惑星)
小惑星 ウィキペディアから
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B612 (46610 Bésixdouze) は、太陽系の小惑星のひとつ。火星と木星の間の軌道を公転している。なお“Bésixdouze (Besixdouze)”はB612のフランス語での読み下し “bé six douze” から来ていて、発音は [be.sis.duːz]「ベ・シス・ドゥーズ」に近い。
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発見
1993年10月15日、北見市で円舘金と渡辺和郎によって発見された[1][2][3]。この発見以前の1986年9月7日にクリミア天体物理天文台で既に観測されていた[2]が、一回限りの観測だったため軌道が確定できなかった。
命名
小惑星番号の46610を16進数で表すと「B612」になり、フランスのサン=テグジュペリの小説『星の王子さま』(1943年)に登場する王子の故郷とされる架空の小惑星「B 612」と一致することから命名された[4]。フランス語でBはbé(ベ)、6はsix(シス、次が子音だとシ)、12はdouze(ドゥーズ)と読む[注 1][注 2]。F.エメリー (F.Hemery) とJ.グリガル (J.Grygar) からそれぞれ独立して提案され、2002年11月に命名された[4]。
『星の王子さま』作中のB 612
作中では、小惑星B 612(原書ではスペースが入るが、日本語訳では入らないこともある)は、1909年にトルコの天文学者が一夜だけ観測し発見した[注 3]。王子の話を聞いた「ぼく」は、王子の星がB 612に違いないと確信する。
王子によると、彼の星は家より少し大きいくらいの大きさで、そこには3つの火山と、根を張って星を割いてしまいそうになるバオバブの芽と、よその星からやってきた種から咲いた1輪のバラの花があった。
脚注
関連項目
外部リンク
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