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BMW・B58エンジン
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BMW・B58エンジンは、BMWが製造している3L直列6気筒ガソリンエンジンである。
概要
N55エンジンの後継機であり、1気筒あたりの排気量を500ccとしたBMWの新世代モジュラーエンジンファミリーの一機種である。2015年より製造が開始され、F30 340iに初めて搭載された[1]。B58エンジンは2016年に、世界ベスト10エンジンに選出された[2]。
本機のディーゼル版であるB57、並びに3気筒版のB37/B38および4気筒版のB47/B48とボア、ストローク、ボアピッチが共通で、シリンダーブロックも共用化されている[3]。
B58エンジンをペースにMモデル用のエンジンとしてS58エンジンが開発されている。こちらも2023年の世界ベスト10エンジンに選出されている。
エンジン仕様
N55と同様の直噴仕様でシングルターボ(ツインスクロールターボ)であるが、圧縮比が10.2から11.0に高められ、高圧縮エンジンとなっている。N55と比較するとロングストローク化されている。可変バルブタイミング機構(ダブルVANOS)を装備するが、バルブトロニック(可変バルブリフト)の小型化によって搭載可能になった(N55エンジンでは搭載されなかった)。N55エンジンと比較して平均して20%ほど加給圧が高く設定され、高出力化している。排気量も2,979ccから2,998 ccに微増しており、エンジンの重量も8kg重くなった。水冷インタークーラーが採用され、ターボラグが改善されている。エンジンの温度管理も徹底された。シリンダーブロックがオープンデッキからクローズデッキに変更になった。ウォーターポンプはN52エンジンより電動式を使用していたがB58から機械式に戻された[4]。
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搭載車種
240 kW (326 PS)
285 kW (387 PS)
- G20/G21型 M340i(2019年-)
- G22/G23/G26型 M440i(2020年-)
250 kW (340 PS)
381PS
- BMW:7シリーズ 740i Excellence G70 2022年-
脚注
関連項目
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