Firefox for Mobile
Mozillaが開発しているモバイル端末向けウェブブラウザ ウィキペディアから
Firefox for Mobile(ファイアフォックス フォー モバイル)は、Mozilla製のフルブラウザ。 Mozilla Firefoxのモバイル版として、 携帯端末向けに開発が進められている[8]。最初に公開されたのは2009年11月10日[9]。Firefox Syncとの同期、ウェブトラッキング防止、アドオン機能にも対応している。PDF.jsが内蔵されており、PDFをブラウザ内で表示可能。
![]() | |||||
![]() | |||||
開発元 | |||||
---|---|---|---|---|---|
初版 | 2009年11月10日 | ||||
最新版 | |||||
最新評価版 |
| ||||
リポジトリ |
github github | ||||
使用エンジン |
GeckoView(HTML レンダリング) SpiderMonkey(JavaScript) | ||||
対応OS | Android (5.0 以降)[6]iOS (15.0 以降)[7] | ||||
種別 | ウェブブラウザ | ||||
ライセンス | MPL | ||||
公式サイト |
www |
対応OS
Android
Android版は2011年3月29日にリリースされた。初期のAndroid版はPC版のGeckoエンジンを移植したものを採用しており、コードネームはFennec。Fennecはバージョン68で開発を凍結し、メンテナンスモードに移行。バージョン69以降はFirefox Previewと名称を改め、バージョン68とは独立して提供された。Firefox Previewは、Android WebViewエンジンの代替として開発されたGeckoViewエンジンに載せ換えられており、コードネームはFenix。Fenixはバージョン79で名称をFirefox Daylightと改め、メンテナンスモードでリリースされていたFennecと差し替えられた。ここでFennecは事実上EOLとなった。バージョン103で名称から"Daylight"が外され、単にFirefoxに改められた。
正式版のほか、テスターや開発者向けにFirefox BetaとFirefox Nightlyが別途提供されている。
iOS
iOS版については2014年12月に開発が表明されている。Appleの方針[10]に基づき、iOS版ではGecko由来ではなくiOS同梱のWebKitをベースとしたフレームワークが利用される。2015年11月12日にリリースされた[11]。
正式版のほか、テスターや開発者向けにFirefox BetaがTestFlightを通じて提供されている[12]。
その他
Windows Mobile版はバージョン1.1のアルファビルドまで提供された[13]。2010年3月22日にWindows Phone 7がネイティブアプリの開発を認めるかどうか不透明なため、開発中止が発表された[14]。
アドオン
アドオンの対応はおおむねPC版を踏襲しており、バージョン1からバージョン56はXPCOM/XULアドオンに対応。バージョン57以降はWebExtensionsアドオンのみに対応している。拡張機能の仕様はPC版と同じものを採用しているが、一部APIに未対応。
初期はPC版のようにMozilla Add-onsからのインストールに対応していたが、バージョン79から一旦中断され、ブラウザの拡張機能メニューからMozillaが選別したごく一部[注 1]のみをインストールできる形に制限された。2020年9月30日に開発者向けにMozilla Add-onsからのインストール機能が一部解放されたが[15]、正式版では無効化のまま。2023年12月14日に全面解禁され、450を超えるアドオンが利用可能になった[16][17]。
なお、デスクトップ版およびAndroid版のFirefox向けアドオンはiOS版Firefoxでは利用できない[18]。
関連項目
- Minimo
- Mozilla Foundation
- Mozilla Corporation
- Mozilla Firefox
- Firefox Focus(Firefox Klar): プライバシー保護を強化したバージョン
- フェネックギツネ
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.