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HG創英角ポップ体
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概要
商品のPOPなどに使われる「ポップ体」と呼ばれる書体の一つ。ポップ体にしては珍しく、JIS漢字コードの第四水準まで揃っている。書体名のHGとはHigh Gradeの略である[1]。
フォント制作会社の創英企画によって製作され、リコーインダストリアルソリューションズによって1994年より販売されている[2]。2016年、HG創英角ポップ体を含む創英企画の保有する34書体の字母権利が、リコーインダストリアルソリューションズに譲渡された[3]。
このフォントはOffice 2000(1999年発売)以降のMicrosoft Officeに標準でバンドルされている[2]。
創英企画の依頼でデザイナーの水本恵子が製作したフォント「創英ポップ体1」が元となっている[2]。なお、水本は『ベン・ケーシー』や『スター千一夜』といった有名テレビ番組のロゴデザインも手がけた高名なデザイナーではあるが、フォントを制作したのはこれが初めてであった[2]。
手書き感を出すポップ体であるため、フォントの統一感が無い。すなわち、文字によって大きさや重心などが揃っていない。
姉妹フォントとして「HG創英丸ポップ体」(ソースネクスト『筆まめ』『筆王』などに内包)があり、こちらも水本恵子が製作した「創英ポップ体2」を元にしている。
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種類
- HG創英角ポップ体 - 等幅フォント
- HGP創英角ポップ体 - プロポーショナルフォント
- HGS創英角ポップ体 - 全角文字は等幅フォント、半角文字はプロポーショナルフォント
評判
Microsoft Officeに付属されたため手軽なフォントとしてあちこちに多用され、洗練されていないフォントの代表格として扱われるようになってしまった[4][5]。ヤバイTシャツ屋さんは、HG創英角ポップ体を揶揄した楽曲「創英角ポップ体」を発表し、2020年発売のシングル『うなぎのぼり』に収録した[6]。
使用例
参照
関連項目
外部リンク
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