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LOVE SONGS (長渕剛のアルバム)

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LOVE SONGS』(ラブ・ソングス)は、日本のミュージシャンである長渕剛の2枚目のベスト・アルバム

概要 長渕剛 の ベスト・アルバム, リリース ...

1986年5月1日東芝EMIのエキスプレスレーベルからリリースされた。『FROM T.N.』(1983年)よりおよそ2年6ヶ月ぶりとなるベスト・アルバム。

文字通り、それまでに発表された楽曲の中から、ラブソングを中心に選曲されたベストアルバムである。しかし、単なるラブソングではない曲も数曲見受けられる。また、「長渕流フォーク」としてリリースされた最初期のアルバム3枚からは1曲も選曲されていない。

オリコンチャートでは最高位8位となった。

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背景

前作『HUNGRY』(1985年)リリース後、長渕は8月26日の千葉県文化会館より翌1986年1月22日までの日本武道館に至るまで、全国52都市全62公演におよぶライブツアー「LIVE'85 - '86 HUNGRY」を開催した[1]。しかし、このツアーが始まる1週間前に体調不良となった長渕は入院したためツアーの前半は延期となり、退院後に開始となったが毎日39度を超える発熱を点滴で抑えてステージに上がり、ステージ終了後には楽屋で昏倒する日々が続いていた[2]。食事を摂取する事もままならず、体重は53kgを下回りやせ細った体になったが、周囲のスタッフは誰も公演を中止しようとはしなかった[2]。結果、1月22日の日本武道館公演の直後に過労により倒れ、即入院する事となった。本来このツアーは1月以降も開催される予定があったが、長渕が重度の鬱状態であったため残り20本の予定がすべてキャンセルとなった。

事の背景としては、体重は50kg台まで落ち、健康状態に問題があっただけでなく、バックバンドとの不和やスタッフへの不信感などもあり、精神的に追い詰められた事が原因となった。

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構成

これまでにリリースされた各アルバムの中から以下の通り選曲されている。なお、初期3部作である『風は南から』(1979年)、『逆流』(1979年)、『乾杯』(1980年)からは1曲も収録されていない。また、6曲目の「LONG LONG TIME AGO」はシングル「勇次」(1985年)のB面曲であり、本作でアルバム初収録となった。

全収録曲の内、「Poor Boys Blues」はボーカルのみ再録音、「Don't Cry My Love」はリミックスされ、ボーカルのみ再録音で収録されている。

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リリース

1986年5月1日東芝EMI/エキスプレスより、レコードカセットテ-プCDの3形態でリリースされた。また、CDのみ2006年3月8日に24ビット・デジタルリマスター化されて再リリースされている。

批評

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音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「いつものキュイーンというヘヴィなギター・サウンドはここには聴かれない。やっぱりラヴ・ソングは荒っぽい男らしさより、穏やかな優しさが、らしい雰囲気」と評価した他[3]、本作のみに収録されたバージョンの「DON'T CRY MY LOVE」や「POOR BOY'S BLUES」に関して「ファンには嬉しい限り」と肯定的に評価している[4]

チャート成績

オリコンチャートでは最高位8位となり、売り上げは約4万枚となった[5]。また、2006年の再発版はオリコンチャートで最高位276位となった[6]

収録曲

LP盤 / CT盤

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※このアルバムのみ収録されている音源。

CD盤

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リリース履歴

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脚注

参考文献

外部リンク

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