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大英帝国勲章
英国の騎士団勲章 ウィキペディアから
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大英帝国勲章(だいえいていこくくんしょう、英語: Order of the British Empire)は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(以下、「イギリス」または「英国」と表す)の騎士団勲章 (Order)。"Order" は「勲章」と日本語訳されるヨーロッパの栄典で、元の意味は「騎士団」であり、等級は中世の騎士団の階級制度を模したものである。大英帝国勲章はイギリスの騎士団勲章の中では最も新しく、最も広範囲に与えられ、最も叙勲数の多い勲章である。
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概要
要約
視点
勲章創設の契機は第一次世界大戦にある。大戦は史上初の総力戦であり、これまでの戦争とは違い、職業軍人だけでなく一般兵士や銃後の女性も戦争に貢献したため、彼らを賞する勲章を設ける必要が出てきた。これにいち早く気づいた廷臣フレデリック・ポンソンビーは政府と連携してジョージ5世に新勲章の創設を進言した[1]。ジョージ5世はこの提案に賛成し、1917年7月に創設が宣言された。
勲章受章者のなかには労働組合員など君主制に否定的なものまで含まれ、歴史家フランク・プロチェスカ(Frank Prochaska)は「共和主義をくじく手段として絶妙な効果を上げた」と本勲章を評した[1]。
勲爵士団、または勲章のランクとしてはそれぞれ同一クラスの勲章の中では最も順位が低いが、有名人が受章する事が多いため非常によく知られた存在である。
勲章のモットーは「神と帝国のために」(For God and the Empire ) である。
勲章には次のランクがある。
- ナイト・グランド・クロス又はデイム・グランド・クロス(大十字騎士 GBE)
- ナイト・コマンダー又はデイム・コマンダー(司令官騎士 KBE/DBE)
- コマンダー(司令官 CBE)
- オフィサー(将校 OBE)
- メンバー(団員 MBE)
受章者は名前の後に、勲位を示す頭文字(ポスト・ノミナル・レターズ)を付すことが許される[2](例えば「Mr. John Smith」ならば「John Smith, CBE」)。
名称に「ナイト」が含まれる上位の2つがいわゆる「ナイト爵」の一種で、英国籍を有していれば男性ならサー、女性ならデイムの敬称を許される。このようなことから、日本語メディアで(日本人が)「イギリス王室からサーの称号を受ける」「ナイトに叙せられる」などと紹介された場合[3][4]、多くはこの大英帝国勲章のナイトのいずれかを与えられ、ナイト・バチェラーという下級騎士団に叙されたケース[7]である。
外国人への叙勲は通常外務大臣の推挙により、イギリス国内に工場を置く大企業の社長などが多く受章している[8]。外国人受章者は "Honorary"(名誉)を冠して呼ばれ、年2回の叙勲者名簿に掲載されない代わりに、名前に続けて勲章の略称を記すことは許される[9]。
役職者
大英帝国勲章騎士団には6つの役職ポストがある。プレラッテ(Prelate)、ディーン(Dean)、セクレタリー(Secretary)、レジスター(Register)、主席紋章官(キング・オブ・アームズ)、紫杖官(Usher)の6つである[10]。 現在の役職者
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意匠

騎士団員
主権者(Sovereign)
グランドマスター
グランドマスター(Grand master)は主権者(イギリス国王)に次ぐ地位をもつ。
名誉騎士団員(Stranger Knights and Ladies Companion)
受章者
→ナイト(デイム)・グランド・クロス受章者については「Category:大英帝国勲章ナイト・グランド・クロス」を、その他の受章者については「Category:大英帝国勲章受章者」を参照
脚注
参考資料
関連項目
外部リンク
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