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MDS診断用フローサイトメトリー
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MDS診断用フローサイトメトリー(MDSしんだんようフローサイトメトリー)は、骨髄異形成症候群(MDS)の診断法。MDSの診断根拠である細胞の形態異常の判定には、客観性を欠くという欠点がある。このため誤ってMDSの診断を受けたり、逆に見逃される可能性もあり、MDS診断用フローサイトメトリーはこの問題を解決するために考案された。
開発の歴史と現状
MDSのフローサイトメトリー検査は、2000年頃には、日本の緒方清行(東京血液疾患研究所)、米国のMichael Loken(Hematologics, Seattle)らによって研究されていた[1][2]。2006年、国際MDS財団のJohn Bennett博士、ウィーン医科大学のPeter Valent博士らの呼びかけで、緒方、Lokenを始め、世界最大の造血器腫瘍研究グループであるEuropean Leukemia NetのArjan van de Loosdrecht博士らがウィーンに集まり、この問題を討議した [3]。その後、彼らは共同研究を進め、緒方の考案した方法を基にしたMDS診断用フローサイトメトリーを発表している[4]。日本でも、一部の病院ではこの検査を受けることができる。現在この方法は、2013年7月改訂のNCCN Guideline(米国がんネットワークの診療ガイドライン)で、MDS診断の標準法として推奨されている[5][6]。
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脚注
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