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POWER10
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POWER10(パワーテン)は、IBMのスーパースカラー型シンメトリックマルチプロセッサ。64ビットのPower Architectureベースのマイクロプロセッサで、POWER9の後継。
概要
POWER10は、Power Architectureベースのスーパースカラー型シンメトリックマルチプロセッサファミリーの1つで、IBMが5年以上の歳月と数百の新規および申請中の特許技術を採用して設計した。POWER10は、企業がハイブリッドクラウド環境を利用する際の特有のニーズに応えるよう設計された。POWER10プロセッサは、サムスンの7nmプロセスで製造され、前身のPOWER9等と比較してエネルギー効率やワークロード・キャパシティー、コンテナ密度を最大で3倍に高める。
2020年8月、IBMはオンライン開催のHot Chips 32でPOWER10の概要を発表した。POWER9と比較した電力効率(1W当たりの演算処理性能)は、コア水準比で約2.6倍、ソケット水準比で約3倍に向上した。またセキュリティ機能やAIの推論処理性能を高めた[3]。当プロセッサを初めて搭載したシステムであるPower E1080は2021年9月17日から出荷が開始された[4][5]。
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用途
- IBM Power10[4][5][6]
- スケールアウトモデル
- Power S1014 (1ソケット、最大8コア、4Uラックマウント)
- Power S1022 (1-2ソケット、最大40コア、2Uラックマウント)
- Power S1022s (1-2ソケット、最大16コア、2Uラックマウント)
- Power S1024 (1-2ソケット、最大48コア、4Uラックマウント)
- Power L1022 (1-2ソケット、最大40コア、2Uラックマウント、Linuxモデル)
- Power L1024 (1-2ソケット、最大48コア、4Uラックマウント、Linuxモデル)
- エンタープライズモデル
- Power E1050 (最大96コア、4Uラックマウント、ミッドレンジ)
- Power E1080 (最大240コア、ハイエンド)
- スケールアウトモデル
各モデルはOSとしてAIX、IBM i、Linux on Powerをサポート(LinuxモデルではAIX、IBM iはコアの25%まで)。
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出典
関連項目
外部リンク
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