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RNA認識モチーフ

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RNA認識モチーフ
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RNA認識モチーフ(RNAにんしきモチーフ、: RNA recognition motif、略称: RRM)は約90アミノ酸からなるRNA結合ドメインであり、一本鎖RNAを結合することが知られている。多くの真核生物タンパク質に存在する[1][2][3]

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RRMドメインの典型的構造。4本の逆平行βシートが2本のαヘリックスに重なった構造をとる。
概要 識別子, 略号 ...

真核生物のRRMファミリーは一本鎖RNA結合タンパク質の中で最大のグループであり、8アミノ酸からなるRNP-1コンセンサス配列が含まれている[4][5]

RRMタンパク質はさまざまなRNA結合特性と機能を持ち、hnRNP選択的スプライシングの調節に関与するタンパク質(SRU2AF2英語版Sxl英語版)、snRNP(U1、U2)、RNAの安定性や翻訳を調節するタンパク質(PABPLa英語版、Hu)などが含まれる[2][3][5][6]。ヘテロ二量体型スプライシング因子U2AFは2つのRRM様ドメインを持つが、これらはタンパク質認識に特化した機能を持つようである[7]。このモチーフはいくつかの一本鎖DNA結合タンパク質にもみられる。

典型的なRRMは、4本の逆平行βストランドと2本のαヘリックスからなるβ-α-β-β-α-βフォールドをとり、その側鎖がRNAの塩基とスタッキングする。一部のRRMではRNA結合時に3つめのヘリックスが形成される[8]。RRMに関する総説はいくつか発表されている[9][10]

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