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RSAカンファレンス

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RSAカンファレンス
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RSAカンファレンスとは暗号化や情報セキュリティを扱うカンファレンス (en) である。毎年アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコでフラグシップイベントが開催されるが、2013年はシンガポールアムステルダムでも開催される予定である[1]

概要 開始, 場所 ...
概要 RSAカンファレンス, 状況 ...

1991年に「Cryptography, Standards & Public Policy」として暗号使用者がインターネットセキュリティに関する最新の知識や発展ぶりを集めて共有するためのフォーラムとして創設された。1993年に年1回のイベントに移行、RSA Data Security Conferenceに改名したがその後2000年に「RSA Conference」と略されるようになった。カンファレンスは独立した企業でRSAというEMC社のセキュリティ部門が運営しており、情報セキュリティ業界の経営者の支援を受けている。数日行われるイベントは様々なトピックスに関する演説と企業による展示会という2つで構成されていて、インターネットセキュリティの話題に関する多数のプレゼンテーションも行われている。一個人がカンファレンスに参加するためRSA Conferenceのサイトに要望を投稿することができ、プログラム委員会が任命する独立した審査員によって審査と選択が行われる[1]

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内容

カンファレンスで行われるプレゼンテーションは情報セキュリティに関して特定の分野をそれぞれ扱った「トラック」と呼ばれるテーマにそって行われる。例えば2012年にアメリカ合衆国で行われたトラックは17項目用意されていた。

(*は2012年に新たに出たトラック)

  • アプリケーションセキュリティ英語版
  • 協会による特別な話題*
  • クラウドセキュリティ英語版
  • 暗号理論
  • データセキュリティ
  • 行政
  • リスクとコンプライアンス
  • ハッカー英語版と盗人
  • 熱い話題
  • 業界専門家
  • 法律
  • モバイルセキュリティ英語版*
  • 政策と政府
  • 専門能力開発
  • セキュリティに関するトレンド*
  • スポンサーケーススタディ
  • 戦略とアーキテクチャ
  • 技術構造

これは以下5トラックのみだった2000年開催の初回欧州カンファレンスと比べて大幅に増やされている[2]

  • 暗号使用者のトラック
  • 開発者のトラック
  • 実装者のトラック
  • 新製品のトラック
  • RSA Productsのトラック

トラックはそれぞれの分野を扱った数種類の話題を扱い、RSA Conferenceのプログラム委員会は各トラック別に行うプレゼンテーションを選定している。カンファレンス中、複数のトラックが同時に行われ、観客は数種類のプレゼンテーションにおいてトラックから別のトラックに移ってのオピニオンを得ることができる。

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テーマ

要約
視点

1995年より、毎年情報セキュリティに関して特定の貢献や実例に基づきテーマが選定され話や構成がイベントを通して作り出される。下表にアメリカでの開催状況と併せてまとめる。

さらに見る 名称, 開催日(「名称に含まれる場合は「年」を省略) ...
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海外進出

要約
視点

RSA Conferenceは最初カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアで年1回のイベントとして始まった。その後、インターネットセキュリティの需要拡大に伴いRSAも他国でカンファレンスを開催するようになった。2000年、最初のヨーロッパでの開催として4月10日から13日までドイツのミュンヘンにあるヒルトン・ミュンヘン・パークホテルでカンファレンスが行われた。2002年から日本で(5月29日、30日)、2010年10月21日、22日には中華人民共和国でも開催された[3]。以下にヨーロッパ、ならびに、日本および日本以外のアジアでの開催状況をまとめる。

さらに見る 開催日(「年」は名称に含まれるので省略), 開催地 ...
さらに見る 開催日(「年」は名称に含まれるので省略), 会場 ...

RSA Expo

Thumb
2010 RSA ConferenceでのSecurity Expo

カンファレンスで行われる展示会ではネットワークセキュリティを手がける多くの企業が参加し、自社製品を披露している。出展企業は製品や現在進行中のアイデアを披露するために指定されたエリアに集まりブースを構えている。主な出展企業としてマイクロソフトSafenetバラクーダネットワークスESETマカフィーベライゾンアカマイ・テクノロジーズWebsenseインテルシスコシステムズヒューレットパッカードがいる[4]

来場者

セキュリティ保護の需要や情報セキュリティの必要性が拡大する中で、銀行、コンピュータソフトウェア開発、金融、政府、医療、製造、医薬と言った様々な業界の関係者や経営幹部クラスから駆け出し層のIT企業社員といった全レベルのセキュリティ専門家が来場している。来場可能年齢は18歳以上でフル参加入場券、1日券、展覧会入場券の3種類の入場券を購入して会場に入ることができる。通常の来場者は優先席、割引といった特別な特典があるメンバーズサークルプログラムが一部適用される[4]

脚注

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