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SCSIコマンド

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SCSIコマンド(: SCSI Command、スカジーコマンド)とはストレージコンピュータが通信・制御を行う際に利用されるコマンド群である[1]

概要

コンピュータからSCSIデバイスを制御(例えばデータを記録再生、デバイス名を取得)する場合、コンピュータはSCSIコマンドをストレージに発行する。コマンド自体はパラレルSCSIの時代から存在したが、より高速なファイバーチャネルiSCSISASシリアルATA等が開発された現在でもこれらトランスポート層上で利用されている[2]

詳細

SCSIコマンドは Command Descriptor Block (CDB)と呼ばれる形式で送受信される[3]。合計6, 10, 12もしくは16バイトで一つのセットになる。一番初めのバイトはバイト・オペレーション・コードと呼ばれ、どのような動作命令なのかを大まかに規定する。それに続くバイトは動作の細かなパラメーターを規定する。CDBを受け取ったデバイスは送信者に対してステータスコードを返す。

SCSI標準ではコマンドを必須、オプショナル、ベンダー・ユニークの3種類に分けている[4]。SCSI標準準拠であるためには、ストレージの種類(ハードディスクドライブ磁気テープ等)に依らず、「必須」コマンドに全て対応している必要がある。 ストレージの種類が異なればオペレーション・コードに対する実際の動作は当然異なるが、概ね似ている場合もある。例えばオペレーション・コード: 0x01 はディスクに対しては物理セクタゼロの位置にヘッドをシークするが、テープでは巻き戻しになる。

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送受信ツール

コマンドのリスト

要約
視点

オペレーション・コードとその動作はT10技術委員会で規定されている[5]。以下にオペレーション・コード(十六進法表現)とその時のオペレーションをリストする。詳細な動作及びパラメーターの指定はストレージベンダーから提供されるSCSI Referenceを参照する必要がある。外部リンクも参照されたい。

さらに見る コード, 名称 ...
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ステータスコード

上記のコマンドに対してターゲットは必ずSCSI ステータスコードを返す。典型的にはGOOD(正常)、CHECK CONDITION(エラー)、BUSY(ビジー)となる。特にCHECK CONDIITONとなった場合、より詳細なエラー情報を含むSCSI Sense Keysが利用可能となる。

さらに見る コード, 名前 ...

脚注

外部リンク

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