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SSゾイド
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SSゾイド(エスエスゾイド)は、タカラトミー(旧トミー)より発売されている『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。2001年より商品ラインナップに登場した、可動部を多く設けられた小型の無動力キットを指す[注 1]。
概要
要約
視点
『ゾイド』シリーズにおいては第2期シリーズ(1999~2006年)に登場。玩具商品は2001~2002年にかけて行われ、ゾイドシリーズの各種メディアミックスで登場した。
発売された製品のうち、ディマンティスはトミー(現タカラトミー)の奥津正道が担当した[1]。
- 商品仕様
- 各キットともに内蔵動力は廃されている。キラードーム以外のキットには4つのキャップとアンテナ2本を備えた共通のゴムランナーが使用されており、パイロット以外の何らかのフィギュアが付属する場合が多い。1999年以降のゾイドはその多くにおいて中国・タイ生産を行っていたが、SSゾイドの初版キットは国産であった。
- 装備類の軸径は共通化されているため、SSゾイド間で組み替える遊びも推奨されていた[2][3]。
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設定
SSゾイドとは超小型ゾイドを意味する[5]。中型以上のゾイドは高い性能を持ちつつも戦局の悪化と共に稼働率と供給が低下する危険性を有しており、実際の戦場においては最も有効な状況下において投入される特別な存在であった。ガイロス帝国を隠れ蓑に組織化されていた鉄竜騎兵団においては特に中・大型以上のゾイド供給はスムーズなものではなく、その戦力の中核は強力な小型ゾイドが据えられた[4]。
最新の技術によって新たに開発されたこのゾイド群は機体サイズから推し量ることのできない戦闘力や特化された機能を持ち、従来のものと区別するため、SSゾイドと呼称された。実戦においてSSゾイドはドラグーンネストによる拠点の分散や、ダークスパイナーなどのジャミングの支援によって敵機コントロールの阻害や長距離狙撃を封殺していたこともあり、多大な戦果を挙げた[4]。一方で、共通の弱点として防御力が低い傾向にある[6]。
鉄竜騎兵団との戦闘でその有効性を身をもって知ったヘリック共和国軍も、独自のSSゾイドを開発している。しかし鉄竜騎兵団の侵攻によって中央大陸の覇権を失ったことと、より低コストなゾイドブロックスが開発されたことから、SSゾイドはその役割をブロックスに取って代わられている[7]。
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ガンタイガー
タイガー型SSゾイド[8][注 2]。高い運動性能と機動力、そして小型機離れした戦闘力を有しており、
- 武装・装備
- AZ105mmスタティックマグナム
- 背部に装備する。連射は不可能だが、中型ゾイドの装甲を貫通する威力を持つ[8]。
- 非使用時は砲身が格納される。
- ハイフリークエンシファング
- ガンタイガーの牙部。
- ハイフリークエンシクロー
- 四肢の爪部。
- デュアルセンサーアイ
- ガンタイガーの眼部。
- レーダーイヤー
- ガンタイガーの耳部。
- イオンブースター
- 前肢の肩部に装備する。
- マルチアンテナ
- コクピットの真後ろに搭載する。マッカーチスやディマンティスと共通の装備。
- 後方警戒センサー
- 尾部に装備する。
- 作中の活躍
- ZAC2101年12月、ヘリックシティにおける戦いで登場。ライガーゼロイクスに随行しセイバリオンを追撃するものの、脱出を許している[12]。
キラードーム
要約
視点
中央大陸侵攻を念頭に開発された、
- 武装・装備
- ジャイアントグラブ
- キラードームの鋏部。小型ゾイドを一撃で真っ二つにすることも可能としている[18]。
- ハイパークロー
- キラードームの歩脚。
- ガトリング砲
- ジャイアントクラブ内部に格納される。
- スナイプマスタークラスの機体を貫通し撃破可能な威力を持つ[19]。
- レーザーキャノン砲
- ジャイアントクラブ側面に内蔵される。大口径の中距離戦用装備で、威力が高い[18]。
- AZパルスレーザー砲
- 3D電子式レーダーの縁に設置される。レーダーごと回転させることで、シャワーのように敵機を薙ぎ払うことも可能[18]。
- 3D電子式レーダー
- キラードームの甲羅部。レドームと重装甲がセットとなっている[15]。
- スナイプマスターのスナイパーライフルならば完全に防ぎきる防御力を有する[19]。
- レーザーセンサー
- 3D電子式レーダー上面に設置される。いち早く敵機の接近を捕捉することが可能で、隠れた敵をも発見できる[18]。
- 連結ラッチ
- キラードームの仕様変更後に追加された装備[13]。
- ラッチ部には車輪を有する。
- 作中の活躍
- バトルストーリー
- ZAC2101年12月、鉄竜騎兵団の中央大陸侵攻時に活躍。スナイプマスターを圧倒した[19]。
- アニメ
- 『ゾイドフューザーズ』では、チーム・ドラールスのラトルが搭乗。マロイの搭乗するダークスパイナーとのZiユニゾンによってキラースパイナーとなる。
- 1話でラスターニ率いるチーム・ブラックインパクトと対戦し、2対3(ユニゾンしているので事実上1対3)で戦ってこれを圧倒した。その際、レーザーブレードを受け付けない装甲の頑強さをも見せた。
- 同アニメにおいては機体下からのジェット噴射で飛行することで前進もできる。
- ゲーム
- 多くのゲームでは主にダークスパイナーの武装として扱われていることが多い。ゾイドVS.IIではBloxと記載されている。また、このころは合体時の名称はダークスパイナーKDだった。
- 続編ではブラキオレックスやD.A.リザード、ライガーゼロフェニックスにも装備させることができ、射撃とハンマー攻撃ができるカニ型兵器とされている。
キラードームマキシ
電撃ホビーマガジン2002年7月号掲載。ダークスパイナーとの合体能力を排除し、機動性と策敵性能を向上させた改造タイプ。脚部がノーマルよりも大型化している。
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グランチャー
- 武装・装備
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グレイヴクアマ
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セイバリオン
ヘリック共和国軍が
- 武装・装備
- 作中の活躍
- ZAC2101年12月。鉄竜騎兵団のヘリックシティ侵攻時に完成直後の試作1号機が共和国大統領ルイーズ・エレナ・キャムフォードの首都脱出に使用された。これは小型なセイバリオンならば追手の裏をかけるという目論見による判断であり、道中ライガーゼロイクスとの交戦が発生しながらもセイバリオンはヘリックシティからの脱出に成功した。しかしながら、その際にコンテナが破損し、ルイーズ大統領は行方不明となっている[12]。
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ディマンティス
要約
視点
- 武装・装備
- 作中の活躍
- バトルストーリー
- ZAC2101年8月、ニクス大陸・ウィグリド平原の戦いでは、グランチャーのジャミングウェーブによって身動きを封じられた閃光師団のゾイドに対し攻撃する姿が見られた。その後、救援に訪れたガンブラスターの砲撃を受けた機体も確認できる[37]。
- アニメ
- 『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』ではバックドラフト団の所属機として登場。第21話ではラオン博士が搭乗、第22話では多数の機体がマッカーチスと共にアルティメットXの発掘作業で活躍した。
キラービー
ゾイド公式ファンブック3巻に掲載。EZ-048 ディマンティスの飛行能力を強化した改造機。集団で陸戦型ゾイドに対する低空攻撃を行う[38]。
初出は月刊コロコロコミック誌の付録冊子で、ディマンティスとマッカーチスのパーツを用いてミキシングしている[39]。
「キラービー」の呼称は『ゾイド公式ファンブック3』掲載時によるもので[38]、月刊コロコロコミック誌付録掲載時の名称はギャングビーであった[39]。
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ディロフォース
要約
視点
- 武装・装備
- 作中の活躍
スプラット
ゾイド公式ファンブック3巻に掲載。耳の高性能レーダーで敵を発見し、味方に急報する[46]。
月刊コロコロコミック誌2001年11月号の改造ゾイドアイデア読者公募によって生まれた。作例はディロフォースとディマンティスのパーツを組み合わせて製作されている[45]。
マッカーチス
要約
視点
- 武装・装備
- 作中の活躍
- バトルストーリー
- ZAC2106年6月。トライアングルダラスに突入し窮地に追いやられたウルトラザウルス・ザ・キャリアの前に出現。暗黒大陸への誘導を行った[50]。
- アニメ
- 『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』ではバックドラフト団の所属機として登場。第22話ではディマンティスと共にアルティメットX発掘調査を行った。
タフアンレス
ゾイド公式ファンブック3巻に掲載。マッカーチスにディマンティスの羽根を取り付けることで短時間の低空飛行を可能にした鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)海洋部隊の指揮官機[38]。
初出は『月刊コロコロコミック』2001年10月号。読者公募による改造作例で、EZ-047 マッカーチスをベースに、EZ-048 ディマンティスの翅や鎌を装着している[51]。
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メガレオン
ヘリック共和国軍がマッカーチスやディマンティスといった鉄竜騎兵団のSSゾイドを参考に開発した超小型ゾイド[52]。本土防衛を主眼としているため、敵地への侵攻を想定していない。そのため、機動力や運動性に劣る弱点を持つ[7]。一方で、機動力の低い弱点を補うため光学迷彩を有しており、上空・地上の双方で発見されづらい隠匿性を獲得[53]。高い余剰出力によって、射撃能力・ステルス性能・索敵能力においては同クラス以上の高性能を誇る[7]。対空攻撃[3]や強行偵察に従事する[4]。
- 武装・装備
- ツインエネルギー砲
- 背部に格納されており、必要に応じて背部ユニットごと持ち上がって砲身が展開する。頭部スコープと連動し、昼夜や角度を問わず攻撃が可能[53]。高い貫通力を持つ[7]。
- コクピットもこの格納庫部に配されており、並列複座式となる。
- パルスレーザーガン
- 尾部の左右に装備する。
- アームキャッチャー
- 舌に相当。敵を絡め取る兵装[7]。
- 遠視スコープ
- 眼部に装備する。メガレオンは背部にコクピットを設けたことにより、数種類の電子機器を積載するスペースが生まれている[4]。
- 赤外線スコープ
- 眼部に装備する。
- 3Dレーダー
- 眼部に装備するパラボラアンテナ。
- 光学迷彩
- エネルギースクリーンを用いることで機体を隠匿する装備[54]。
- メガレオンはこの光学迷彩によって姿を隠し、待ち伏せしたうえでセンサーにより敵機を補足、ツインエネルギー砲で急所を破壊する戦法を得意としている[7]。
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脚注
参考文献
Wikiwand - on
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