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Spec Sharp
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Spec#とは、C#にEiffel風の仕様記述言語的要素を追加したプログラミング言語である。Spec#ではオブジェクト不変条件・事前条件・事後条件などの契約を記述するための構文を持つ。ESC/Javaのように、定理証明機を用いた静的検証ツールを持っており、不変条件の多くを静的に検証できる。
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.NET Framework 4.0におけるコードコントラクトAPIはSpec#とともに発展してきた。 Spec#はSing#の基礎にもなっている。
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特徴
C#と比べ、Spec#には以下の要素を持つ。
- null非許容参照型
- 事前条件・事後条件を書くための構文
- Java風の検査例外
- 簡易構文
例
事前条件・事後条件・null非許容参照型を用いた例を以下に示す。(ブラウザ上でSpec#を試す)
static int Main(string![] args)
requires args.Length > 0;
ensures return == 0;
{
foreach(string arg in args)
{
Console.WriteLine(arg);
}
return 0;
}
!
はnull非許容参照型である。argsはnullであってはいけない。requires
は事前条件である。この例ではargsの数が0以下であることは許されない。ensures
事後条件である。Main関数は0を返さなければならない。
Sing#
Sing#はMicrosoft ResearchがSingularity(OS)を開発するためにSpec#を拡張した言語である。Sing#では低水準プログラミング言語におけるチャネルと契約を扱える。
脚注
出典
関連項目
外部リンク
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