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TM-3-12 305mm列車砲
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TM-3-12 305mm列車砲(ロシア語:305-мм железнодорожная установка ТМ-3-12)は、ソビエト連邦の火砲である。
概要
TM-3-12の305mm砲は、ロシア帝国時代のインペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦(w:en:Russian battleship Imperatritsa Mariya:マリア皇后)の主砲身を流用した物である。
インペラトリッツァ・マリーヤは、第一次世界大戦中の1916年に爆発事故で損傷し、その後本国まで曳航されたものの、ロシア革命の中で放置され、1925年、正式に除籍となり、翌年スクラップとなったが、305mm主砲4門は回収された。これが本砲の元となった。
1936年にTM-3-12として完成し、第二次世界大戦に参加した。3両が製作され、ハンコ半島の海軍基地に沿岸砲として配備されていたが、継続戦争でソ連軍が撤収する際に破壊された[1]。
フィンランド軍は1942~43年にかけて本砲を修理し、「305/52 ORaut」の名称を付与したが、実戦運用されないままソ連軍が取り戻した[1]。
1991年までは運用可能状態にあり、1999年に退役した[1]。
現在もモスクワの中央博物館、旧フィンランド領・カレリア地方クラースナヤのゴールカ砦、そしてサンクトペテルブルクに1門ずつと、3門が残っている。
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脚注
参考
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