UDP-N-アセチルグルコサミン 2-エピメラーゼ

UDP-N-アセチルグルコサミン 2-エピメラーゼ(UDP-N-acetylglucosamine 2-epimerase、EC 5.1.3.14)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。

UDP-N-アセチル-D-グルコサミン${\displaystyle \rightleftharpoons }$UDP-N-アセチル-D-マンノサミン

UDP-N-アセチルグルコサミン 2-エピメラーゼ
識別子
EC番号	5.1.3.14
CAS登録番号	9037-71-2
データベース
IntEnz	IntEnz view
BRENDA	BRENDA entry
ExPASy	NiceZyme view
KEGG	KEGG entry
MetaCyc	metabolic pathway
PRIAM	profile
PDB構造	RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー	AmiGO / QuickGO
検索 PMC articles PubMed articles NCBI proteins

UDP-N-アセチルグルコサミン 2-エピメラーゼ
UDP-N-アセチルグルコサミン 2-エピメラーゼの結晶構造
識別子
略号	Epimerase_2
Pfam	PF02350
Pfam clan	CL0113
InterPro	IPR003331
SCOP	1f6d
SUPERFAMILY	1f6d
利用可能な蛋白質構造: Pfam structures PDB RCSB PDB; PDBe; PDBj PDBsum structure summary

従って、この酵素の基質はUDP-N-アセチルグルコサミンのみ、生成物はUDP-N-アセチルマンノサミンのみである。

この酵素は異性化酵素、特に炭水化物及びその誘導体に作用するラセマーゼ、エピメラーゼに分類される。系統名は、UDP-N-アセチル-D-グルコサミン 2-エピメラーゼ(UDP-N-acetyl-D-glucosamine 2-epimerase)である。この酵素は、アミノ糖の代謝に関与している。

微生物では、この酵素は莢膜の前駆体であるUDP-ManNAcAの合成に関与している^[1][2]。Epimeroxは、細菌の持つ本酵素の阻害剤であることが知られている。また、いくつかの生物の本酵素は2つの機能を持ち、ラットの肝臓のUDP-N-アセチルグルコサミン 2-エピメラーゼは、エピメラーゼとキナーゼの両方の活性を示す^[3]。

構造

2007年末時点で、4つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1F6D、1O6C、1V4V、1VGVである。