UXP (オペレーティングシステム)
かつて富士通が開発していたUnix System V Release 4ベースのOS ウィキペディアから
UXP (ユーエックスピー) は、かつて富士通が独自に開発していた、UNIX System V リリース4をベースとする独自拡張したオペレーティングシステムの名称、シリーズ名[1]。名前の由来について、UXPは「The UNIX Product」から[1]。スラッシュの後の文字は、リリース時にターゲットした機種のモデル名やアーキテクチャの名前が付けられる。当初はメインフレーム向けに開発されたが、UXP/MやUXP/Vはスーパーコンピュータ向けに展開されたり、UXP/DSでUnixワークステーション・サーバ向けにも展開されるようになった。
シリーズ
UXP/M
1990年8月に、Mシリーズ拡張アーキテクチャEXA(EXtended system Architecture)を実装しているメインフレームFUJITSU Mシリーズに搭載されるオペレーティングシステムとして発表された[1]。ベクトル型スーパーコンピュータのVP2000シリーズ向けにも搭載された[1]。
既存のUTS/Mで開発されたプログラムの上方互換(ソース/オブジェクト/ロードモジュール互換)を保証している[1]。
UXP/DS
→詳細は「UXP/DS」を参照
1991年9月にDS/90 7000シリーズのUnixワークステーションとサーバに搭載されるオペレーティングシステムとしてリリースされた[2]。
UXP/V
開発者 | 富士通 |
---|---|
OSの系統 | UXP |
開発状況 | 保守終了 |
ソースモデル | クローズドソース |
初版 | 1995年2月[1] |
対象市場 | スーパーコンピュータ |
プラットフォーム |
SPARC FUJITSU VXシリーズ/ VPP300シリーズ |
影響を受けたOS | Unix System V リリース4 |
ライセンス | プロプライエタリ |
先行品 | UXP/M |
1995年2月に、ベクトルパラレル方式の新たなスーパーコンピュータFUJITSU VXシリーズ/VPP300シリーズの発表の際に,UXP/Mの後継として発表された[1]。
関連項目
- UTS/M
- UXP/DS - DS/90 7000シリーズ用のOS
- Unix System V
- Solaris
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.